監査役会での問答予想
きょうは決算発表日です。大証の場合はだいたい1社あたり20分とのこと。今年は、いろいろな意味での「定款変更」も多いんでしょうね。(別にどこが、という意味はありませんが)明日20日が決済発表のピークらしいですが、いろいろと問題を抱えている企業の場合には、持ち時間も長めに設定されてある、とのことです。
監査役に対する株主からの質問というのが、いままでなかった企業ですが、ガバナンス問題や内部統制システム構築などの話題が多い昨今、どのような質問があるかもわからないので、(たいへんまじめではありますが)常勤を中心にして、監査役会で総会シミュレーションを行いました。
取締役会との連携内容、会計監査人との連携内容、監査役独自の行動など、ほぼ一年間の作業の確認も終えましたが、ひとつ監査役会で議論が分かれたのは、「取締役会の内部統制システムへの監査」という点が、いったい監査役はどこまで監査した、と報告すればいいのか、という点でした。全社的に統制システムの構築状況、運用状況を監査した、というのが本筋なのかもしれませんが、それは取締役会と内部監査部門が責任をもって行い、監査役はその報告を受けるだけで足りるようにも思います。結局のところ、監査役が責任をもって自ら監査するのは、「取締役会が全社的な統制システムの構築運用への監視を適正に行っているかどうか、を監査する」ということになりました。
いままでは弁護士の仕事として、総会議事進行支援などの経験はありますが、自分が回答する立場になると、まったく別です。紋切り型の想定問答にはすこし違和感がありますから、自分の言葉で話したいですけど、あんまり総務の人がドキドキするようなことをするのも悪いしなあ・・。
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