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2005年6月15日 (水)

総会リハ(その1)

こちらの会社は顧問弁護士の先生が毎年総会指導をされないので、どうしても総会の質疑応答に疑問が出ると私のほうへ視線が集まる。。。

「代行さん」が株主役になって、いろいろと意地悪な質問。社長「発言の際には番号と名前を言ってください」株主役「え?名前は言わないといけないんですか?だって、個人情報でしょう?言いたくなければ番号だけでいいのでは?」社長「まあ、いままでの決まりですから・・、ってこれでいいの?」一同「・・・・・・」

私(って、取締役でもないのに、発言していいのかどうかわからないけど)「ここは株主様の大切な発言を記録しております。私ども監査役は本当に株主様の権利を適正に行使しうる総会が行われることも、株主様の利益保護のため監視しなければなりません。株主様の特定に、間違いがあっては困りますので、どうか上のお名前だけでもご自身で述べていただき、正確な議事録が作成されることにご協力いただきますよう、お願いいたします。また、企業の営業目的での個人情報取得とは趣旨が異なりますし、そこのところよろしくお願いいたします」などと、説明。

でも代行さんの説明によると、今年から株主発言の前に番号だけでよし、とする企業が目立って増えているとのこと(先に言ってよ・・・)

代行さん「さっき、社長は社外取締役の導入に前向きとか言っておられたけど、なんで役員数が半減するんですか?矛盾してません?」一同「・・・・・・・」んで、またこちらに視線。。。まあ、こんな質問がいろいろと出てきます。代行さんは、6月29日まで毎日、どっかの総会リハだそうで、参考意見をいろいろと聞く。

気になったのは、議長や担当取締役が株主様からの質問を受けて、すぐに想定問答集から答弁を探すこと。もうすこし、株主様の質問の趣旨を明確にするために、問い直してみたり、審議事項との関連性について株主様に説明してもらうために、質問を切り返してみたりして、株主様との対話の姿勢があってもいいのではないか。そのほうが株主様のほうも、質問に対して緊張感が出てくるし、「ああ、質問してよかった」と納得してもらえると思うのだが。。

でも、総務部、法務部の方々は「あんまり余計なこと話さないで」と暗黙のプレッシャーを醸し出している。。。

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