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2005年7月29日 (金)

公認不正検査士(ACFE)会合

第一回のACFE(公認不正検査士)のアドバイザリー・コミッティーに出席するため、東京まで行ってきました。ご縁があって、関西代表みたいな感じで委員に就任させていただいたのですが、金融庁企業会計審議会内部統制部会長の八田教授や、藤沼公認会計士協会会長、「ゴーログ」の木村剛さんをはじめ、よく雑誌や著書などでお名前を拝見する方ばかりで、同業者といえば安富慶応大学教授だけ。懇親会では自民党のセンセイもご挨拶に登場。ん?なんか私だけ「場違い」のような感じもいたしましたが、ここで議論したり、勉強させていただいた知識をなんとか大阪へ持ち帰ろうと思っておりますし、債権者破産申立事件における管財人業務の経験なども、不正検査のお役に立てばと思い、守秘義務に反しない程度でご披露させていただきました。なお、日本における公認不正検査士の試験ですが、本年11月に第一回の試験が開催されます。木村さんあたりも、お話をお聞きしておりますと内部統制、内部監査に関してはたいへん造詣が深く、そういった識者の方々の豊富な不正防止のためのノウハウが今後広く日本に浸透するためにも、東京だけでなく全国に「不正検査士」資格を持った方が増えるといいなあ・・と強く感じた次第です。

「金融庁」と「経済産業省」が同時に出した「内部統制指針」の関係なども、八田教授に直接伺うことができ、たいへん貴重なご意見を頂戴できました。産業界に納得してもらうための方策や、企業規模によって統制システムの構築方法を異にする方策など、かなり実務への浸透度を高めるための苦労というものも、実際にお聞きしてみないとわかりませんね。

(しかし、山手線というのはテレビCMを社内で放映してはるんですね。普段、東京地裁と東京駅をタクシーでしか往復しないもんで、はじめて見てビックリしました。。。)

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コメント

おはようございます。公認不正検査士・・・なるほど、もうひとつ資格を作るわけですね。ここで初めて知りました。勉強してみようと思います。日本の法律科目で相当の資格ができるのかについても注目したいと思います。

投稿: bun | 2005年7月30日 (土) 09時51分

bunさん、こんばんは。
これまで監査といいますと、公認会計士か内部監査士(CIA)という資格がありますが、企業の業務上および財務上の不正検査を目的としたアメリカの資格(CFE)を日本でも取り入れよう、というものです。一番の特徴は、恒常的監査ではなく、非連続性監査ということで、財務、法務、税務のほか犯罪学や証拠制作なども要求されるもんでして、どっちかというとアメリカの私立探偵を思い浮かべていただいたほうが近いように思います。学問的にもけっこう面白いですよ。現在のところ日本には公認資格取得者が30名弱いらっしゃいます。

投稿: toshi | 2005年7月30日 (土) 21時40分

 公認不正検査士ですか・・・内部統制のプロッフェッショナルを目指す私としては、公認内部監査人(CIA)の資格を目指していたので、正直、思いもよりませんでした。Toshi先生は、CIAとCFEのどちらの資格の取得を目指す方が良いと思われますか?仕事抜きに面白そうなのはCFEですが、今の私としては仕事優先で考えております。参考までに、先生の御意見を聞かせて下さい。

投稿: 竹村 | 2007年3月19日 (月) 14時41分

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