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2006年1月 5日 (木)

最高裁判所大阪支部

午前中から「新年会」続きで、ヘロヘロになって事務所に戻ってまいりました。(やっと明日から本業復帰(ノ^∇^)/ヤッホー  )お昼から赤い顔をして、街を歩くのは年に一回、この日だけです。

新年会(大阪弁護士会の公式行事、先進者顕彰会含む)に出席されていた滝井先生(といいますか、現在は最高裁第一小法廷の判事)の話によりますと、上告受理申立事件数が年間1万件を超え、あと2年ほどで12000件に到達するのは確実な情勢だそうであります。ということは、ひとつの部で年間400件の判決を書かないといけない計算となり、1日1件以上の判決を出す必要があるそうです。部係の調査官は、それぞれ上告された事件の記録を丹念に読み、上告受理代理人が書き漏らしていたような争点、論点まで調査したうえで、裁判官の判断を補佐する、といったハードな仕事を続けておられるそうでして、調査報告を受ける裁判官もたいへんきつい仕事のようです。

しかしいくら「判決理由が3行で上告不受理」といった結論が多いと申しましても、ちょっと1日1件以上の判決は「無茶」ではないでしょうか。債権法の抜本的な改正ということが話題となりましたが、最高裁自体も抜本的な改正をしていかないと、「審理不尽は最高裁」といった笑えない状況に陥ってしまうような気がします。それこそ、大法廷事件のみ東京専属、大阪に小法廷を一個付加する、といったような対策をとらないと、「理由付記不足」といったクレームも出てきてしまいそうですね。

(1月6日 追記)

すいません、ちょっと誤解を生むような書き方でしたが、とくに裁判所のほうで「最高裁大阪支部」開設の準備が進められている、といったものではまったくございません。私の勝手な「期待」をエントリーにしたまででございます。ちょっと何名かの方より問い合わせを受けましたので、念のため。

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コメント

 最高裁にはお世話になっています。
 児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の上告中事件は奥村が把握しているだけで5件あります。
 いずれも事実関係には争いがない薄い記録の事件ですが、なかなか最高裁の判断が出ません。中には約3年待たされているものも。
 その間にも新しい事件が発生するので、現場は自信なげに処理しています。

投稿: 奥村徹(大阪) | 2006年1月 6日 (金) 10時23分

>奥村先生

おひさしぶりです。あいかわらず児童ポルノ関連事件、精力的に頑張っていらっしゃるようですね。ブログのほうも、よく拝見しております。刑事確定記録の謄写申請の取扱なども、先生のブログを参考にさせていただいております。これ、最高裁で「いつまで待たされるのか」事件によってマチマチですよね。ひょっとしたら最高裁で弁論があるのかも・・・・などと期待しておりますと、ある日突然3行判決が帰ってきたりしまして、がくっとします。
「現場は自信なげ・・・」私にもよく気持ちがわかります。
これからも、遊びに来てください。コメントありがとうございます。

投稿: toshi | 2006年1月 6日 (金) 13時29分

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