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2006年11月15日 (水)

「ふぉーりん・あとにー」2.0待望論

私がこの「Weblog」という媒体に関心を抱くきっかけとなりましたのは、(日経新聞で紹介されたときにも記者さんに申し上げたのですが)おなじみ47thさんの「ふぉーりん・あとにーの憂鬱」ドリコム版との出会いでありました。当時の私は、HPの更新はしておりましたが、「ブログ流行の兆し」にはあまり関心はもっておらず、西村ひろゆき氏(あの頃はまだ私が東京地裁で提訴した事件で、きちんと裁判に出廷されておられましたが)や、私の大学時代からの友人である紀藤正樹弁護士(あいかわらず、よくテレビに出演していらっしゃるようですね)のブログなるものをチラっとみて、「こんなもんがなんで流行ってるんやろか。ブログなるものを批判するためには、とりあえず自分でやってみて批判しないと説得力がないよなぁ・・・」という思いから、自分でもブログを始めた記憶があります。特別に「見てくれる人」もいないだろう、と思い、いわゆる日記風の記事と雑駁な感想で綴るものでした。ところで、なんかの検索にひっかかったんでしょうか、「ふぉーりん・あとにー」に出会ったのがブログへのイメージが変わる転機となりました。最初に47thさんのブログを読んだ感想としましては、

「なんだかコムズカシイことばっかで、ようわからんなぁ・・・」

ところが、M&A関連のエントリーを読んでいるうちに、日経新聞の内容なんかが、けっこう頭に入りやすくなりまして、そのうちエントリーのない日には寂しさを感じるようになったりしました。公認コンプライアンス・オフィサーの試験で、はじめて「ポイズンピル」なる用語に出会い、「これなんやねん?正露丸みたいなもんやろか・・」とマジメに考えていた私にとりましては、同じ法曹でも、こういった専門分野の最先端で活躍している人がいる、ということを知った衝撃ははかりしれないものでした。私にとって幸運だった(長く続けることができた、という意味で)のは、最初から「こういった人は頭の筋肉が違うなぁ」と自覚し、いわゆる「論壇系ブログ」をまねしようとは思わなかったことでありました。(これはneon98さんが登場してきたときにも思いましたねえ・・・)

そんな私のブログ歴1年半のなかで、もっとも大きな影響を与えてくれた「ふぉーりん・あとにーの憂鬱」ワールドが、あと数週間ほどで終わろうとしています。(最新エントリーを拝読して、ついにきたか・・・と悟りました)三角合併論議ではありませんが、おそらく来年あたりの日本の企業におきましては、47thさんのような法曹が当然活躍してもらわないと困るわけでして、いつまでも「ふぉーりん・あとにー」でいることは所属する巨大法律事務所が許すわけもないでしょうから、個人的には「やむをえないもの」を割り切るしかないですよね。ただ、アクセス数ではひけをとらない法曹ブログは数あれど、「ローエコ」なる一種マニアックなワールドを形成できる人材はちょっとブログ界では見当たらず、一抹の寂しさを感じる方も多いのではないでしょうか。今後のご活躍はおそらく日本のメディアを通して拝見することになるでしょうから、とくに47thさんにありきたりなメッセージを送ることはいたしませんが、ブログに興味をお持ちの法曹の方々から、ぜひとも「第二のふぉーりん・あとにー」氏が登場されることを切に待望しております。(ふぉーりん の意味を今になって初めて知りました。あと2週間ほどでコメントやTBを受け付けない設定にされるそうなんで、なにかコメントをおつけになりたい方がいらっしゃいましたら、早めに対処されたほうがよろしいようです。なお、今夜は特別版とさせていただきました。またまた有益なコメントをいただきました こうじまちさん、酔狂さん、明日にでもまたお返事させていただきます。)

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コメント

こちらこそ、色々とお世話になりました。
私も第二のふぉりあとの出現を楽しみにしたいと思います。
いっそ葉玉さんのブログのように、誰か意欲のある人に引き継ぎましょうかねぇ(笑)

投稿: 47th | 2006年11月15日 (水) 06時33分

>47thさん

最終章である「ブログ論壇考」、楽しみにしております。
実は私の近いところに、47thさんと同じ研修所のクラスメートだった弁護士がおりまして、彼女からいろいろと47thさんの修習生時代のことはお聞きしておりました。「ローエコ」への道はすでに修習生時代から始まっていたのですね?
葉玉さんのブログは趣旨からみて「引継可能」かもしれませんが、「ふぉりあと」の引継はちょっと・・・・・・ね?
できましたら、今後もコメンテイターとして、ここへときどき出没していただければ幸いです。

投稿: toshi | 2006年11月15日 (水) 12時55分

お二人へ
いや、引き継がれることになった若手の方の重圧たるや・・・でも、47thさんのおめがねにかなう若手はいるかもしれませんもんね。
仮面ライダー1号が2号に、合流した1号と2号がV3の風見四郎へ・・・社会正義の担い手が引き継がれるように・・・笑い話でなくいいお話ではなかろうかと(^^)。
う~ん、どうしてこういう話に持ってちゃうんだろうなあ・・・ごめんなさい。

投稿: ろじゃあ | 2006年11月15日 (水) 13時30分

私が以前書いていたものは論壇系ではありませんで、留学日記・旅行日記という「キャピキャピ系」(こういう言葉を使うこと自体がおっさん化現象をあらわしているのかもしれませんが・・・)ですので、言及していただくのもおそれ多いところです。Toshiさんのところの内部統制のお話が会計監査の方にぶれると私も「きれいな図やなー。」以上の感想はもてませんので単なる分野の違いではないかと。

投稿: neon98 | 2006年11月16日 (木) 10時56分

こんにちは。47thさんのブログが防衛むなしく買収されたら面白かったんですが(笑)、私の夢想に終わってしまったのですね。残念なことです。脱落者はほっておいて私たちは頑張りましょうね、toshiさん(笑)。

投稿: bun | 2006年11月17日 (金) 10時47分

自分の経験で判断するのもよくないのですが、留学中は日米の文化の違いもあって、日本のあり方に対し強い問題意識を持つようになります。47thさんは、もともと高名な弁護士さんですから、どこにいても同じようなコメントを出されるかもしれません。ただ、日本人が米国で勉強したりしていると、感覚がとても研ぎ澄まされてくるようです。そのような意味でも、47thさんのブログの閉鎖は残念ですね。

投稿: こうじまち | 2006年11月17日 (金) 11時32分

>ろじゃあさん
うーーーむ、なんとなく47thさんが、2.0候補者のブログをご自身のブログでほのめかしていらっしゃるような・・・(って、あんまりプレッシャーになるようなことを無責任に申し上げるのもいけませんので、これ以上はツッコミませんが)
ブログを読んで、なんかこう、自分が少し賢くなったような感覚にさせてくれるような「ローエコ」ワールドを「さりげなく」展開できる人って、やっぱりそうはいないかもしれませんね。あぁ、でもやっぱり待望しちゃいますなあ・・・(って、全然文章になっていませんが)

>neon98さん
留学生活の終焉とともにブログの世界を閉じたneon98さんなら、また私達と違う共感を持たれるのかもしれませんね。あのときも非常に残念でした。しかし、WEBを開くといつもLLM留学日記が閲覧できて、あの頃の自分の考え方を思い出すことができるって、スゴイですよね。
とくにneonさんのは写真が豊富ですし。「頭の筋肉が発達」されているのは、自身のブログの内容もさることながら、人のブログへのツッコミでわかりますよ。また、鋭いツッコミ期待しております。(ときどきはオモロイ関西ネタでのツッコミでも歓迎です 笑)

>bunさん
いつも励ましありがとうございます(笑)
まだ47thさんのブログにbunさんの書き込みありませんよね?
なんか考えてるでしょ??(笑)
やってくれる人だもの

>こうじまちさん
コメントありがとうございます。
やはりneon98さん、47thさんと同じ感覚をもっておられたんですね。
海外で生活してこそ、日本のあり方に問題意識を持てる、ということですか。。。私も娘に言ってみたいですが、自分にその経験がないものであまり説得力がないかもしれません。
しかしいくつかの留学中の若い法曹の方々のブログを通じて、そういった感覚の一端にリアルタイムに触れることができる、というのはブログの持つ魅力かもしれません。

投稿: toshi | 2006年11月18日 (土) 01時25分

toshiさんへ
bunさんの件でそうやってつついちゃうと、また別のこと考えちゃうかもしれませんよ。
こういうときの大ネタ待望モードについては黙って傍観しておかないと・・・・ねえ、bunさん?(^^;)

投稿: ろじゃあ | 2006年11月18日 (土) 01時31分

>ろじゃあさん

あっそうか、ゴメンなさい。
やっぱ、私より ろじゃあさんのほうが「オトナ」やわぁ(笑)
前のgo2cさんの「ジダンの頭突き」のときも私がしくじったし(笑)

投稿: toshi | 2006年11月18日 (土) 01時49分

toshi様・ろじゃあ様

ちょうど大ネタがなくて困り誰かのせいにできないか困っていたところ、願ってもない助け船、ありがとうございました(笑)。

これで遠慮なく大舞台をスルーして某業界のファン感謝デーに専念できます(笑)。

投稿: bun | 2006年11月19日 (日) 07時35分

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