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2007年6月 7日 (木)

朝まで生総会?(ほか)

1DI社の株主総会質疑応答要旨集の件

昨夜、たいへんおもしろいなぁと思い、株式会社ドリームインキュベータ(DI社)の開示情報を拝見しておりましたが、やっぱり今朝の日経新聞にも掲載されておりました。(日経ニュース)6月5日のDI社の定時株主総会における株主とDI社役員との質疑応答要旨が開示されておりまして、(DI社の株主の皆様ですから、当然かと思いますが)厳しい質問に対して堀代表はじめ、関係者の方々が真摯に回答されている様子が窺われます。(この要旨を最後までお読みいただきますと、本日のエントリータイトルの意味がおわかりいただけるかと)なお、このDI社の質疑応答要旨の開示は、4月に開示されている株主(板倉氏)からの質問とDI社の回答の延長線上にあるものと推測いたします。私のような生半可な経済知識しか持ちえていない者には、この要旨と株主とのやりとりにつきましては、たいへん勉強になりました。BS重視の経営、PL重視の経営というのは、こういった場面で、このように説明するときに用いるわけですね。最近のM&A事例の成功例、失敗例などの記事も、なるほど、こういった視点から読むと少しは理解できそうであります。そういえば、昨日、ある信託銀行が、株主総会議長に対して模範解答を即時伝達するシステムを売り出す、とありましたが、その企業特有の想定問答集に対応しているのでしょうかね?また、今年あたりからは、社外役員や常勤監査役さんにも、指名のうえで質問が飛んでくるかもしれない・・・と先日、総会リハの際に代行さんがおっしゃっていましたが、そういった場面にも対応できるのかどうか。。

2 グッドウィル社のコムスン事業譲渡の件

昨夜のグループ会社への事業譲渡に関する発表と、それに対する厚生労働省の見解報道によって、一気に株価が持ち直すかと思いましたが、市場はそんなに甘くなかったですね。(ストップ安で午前の取引終了)介護事業に対するコンプライアンス経営への社会的期待の大きさを示していると理解していいのか、それとも「感情論とは別に、親会社が同じである以上、また同じことを繰り返す可能性が高い」といった冷静な分析と理解していいのか。いままでフォローしておりませんでしたので、コメントするだけの情報は持ち合わせておりませんが、今後の動向については気になるところであります。

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