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2007年6月27日 (水)

1時間45分で株主総会無事終了

社外監査役を務める会社の総会が無事終了いたしました。1時間45分程度を要しました。「合併白紙撤回」という株主の皆様方を困惑させるような事態を生じさせたために、今年は会場出席者188名の株主の皆様のご参加のもと、たいへん厳しい質問が続出でありました。(総会終了後も、一般株主の方々にいろいろと質問される役員もいて、かなりハードな部類に属するものだったかもしれません。)やはり合併撤回の経緯、基本合意の段階での公表の是非、再度のM&Aへの考え、白紙撤回した今後の単独事業による計画実現可能性などなど、どれをとりましても株主の皆様方にとりましては長期保有にとっての関心事ばかりであります。もちろん会社側としましては、どれも想定していたところでしたので、すべて的確に回答できたと思いますし、また「インサイダー情報」とみなされる事実につきましては、現時点での(数字的な)回答は控えさせていただいたような次第であります。私は事前にリハーサルをしていた成果は大きかったと思います。リハーサルの功罪はいろいろと議論されるところだと思いますが、株主の方々の前で「こう答えよう」といった単なる作戦ではなく、リハーサルのなかで、今後の基本方針を、役員全員が再確認して、次年度何が最重要課題であるか・・・といったことを社内で合意形成できたことが成果だと思っております。

反省点といえば「株主優待券」に関する回答でした。これは昨年、一昨年もあったのですが、飲食店業界の場合、株主優待券の中身については、競争会社との比較において、詳細にリサーチしておく必要があります。たとえば株主招待券がほかの割引券と併用できるのかどうか、他店はどのように取り扱っているかなど。かなり細かい話かもしれませんが、そういった取扱いについて、一般株主の方々は他社との比較において「この会社は株主をないがしろにしている」とお考えになるようです。会社の基本姿勢を立派に説明することも大事かもしれませんが、株主にとって関心の高い分野への詳細な事前調査も同じくらい重要だということを再認識いたしました。来年の想定問答のなかでは、事前に同業者の株主優待制度およびその周辺事情はきちんと把握しておく必要がありそうです。ともかく、社長もさることながら、一番ご慰労申し上げたいのは事務局(総務部)の皆様方であります。今年はかなり胃の痛くなる日々が続いたのではないでしょうか。

いろいろと用意をしておりましたが、残念ながら(?)監査役を指名しての質問はまったく出ませんでした。(やっぱり、ほとんどの個人株主の方は、社長の人と「なり」を見にこられているんですよね)

オフ会に関するお知らせです。

さて、先日来、広報させていただいておりました「ビジネス法務の部屋 関西オフ会」でありますが、予想以上のお申し込みを頂戴いたしまして、居酒屋「土筆んぼう」の予約室の収容人数いっぱいになってしまいました。(本当にありがとうございました)お越しになる方々と、失礼のないようにゆっくりとお話できる人数にも限界があると思いまして、(現在ご参加予定者数は16名)このあたりで(たいへん申し訳ございませんが)いったんオフ会ご参加希望者の募集を締め切らせていただきます。もし、オフ会が成功裡に終わりました折には、また第二弾とか検討させていただきますので、その節にはどうかよろしくお願いいたします。ちなみに、お若い方、女性の方もいらっしゃいますが、全員社会人ばっかりで、学生さんはいらしゃいませんでした(^^;; (とくに異業種交流会ではございませんが、かなり面白そうなメンバーの方がおそろいのようですので、せっかくの機会ですし、ご参加いただいた方々で、管理人を無視してご交流をはかっていただいてもぜんぜん構いませんので、どうかよろしくお願いいたします。)

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