企業の不祥事体質と取締役の責任(その2)
(関西地区の方へのお知らせです。)
8月以降、おかげさまで、企業や金融機関等のコンプライアンスセミナーに招聘いただき、講演させていただきましたが、このたびは第一法規さん主催のセミナーで講演をさせていただきます。直前(9月21日午後1時半から5時まで)ではありますが、まだお申し込み可能と思いますので、もしご関心のある方にはぜひ、ご聴講いただければ幸いです。(特別講演って、そんな偉そうなものではございませんので・・・(^^;; )
ある先生の論文タイトルと同一になっておりますが、(少しタイトルを工夫したほうがよかったかもしれません)この講演はすべて私個人の責任に基づくものでありますので、ご留意願います。
なお、講演内容がほぼ確定いたしましたので、目次のみ以下のとおりお知らせします。
序論 なぜ「法令遵守」と「コンプライアンス」は違うのか?(事例から検討する)
1 企業コンプライアンスの議論を盛り上げる要因
2 取締役の責任が問題とされた最近の企業不祥事
3 企業不祥事はなぜなくならないのか?
4 取締役の責任の厳格化(刑事、民事、行政、進退問題等)
5 不祥事リスクを最小化するためのポイント
6 不祥事リスク発生後に求められる対応
7 コンプライアンスを具体的事例から考える(ケースメソッド)
いずれの項目も、具体的な事例を中心として、かなりわかりやすい内容になっております。できれば、こういった形で継続的な「関西コンプライアンス研究会」を開催したい・・・といった、自分の思い描いている意図に沿った形での講演になると思います。私的には、1から7まで、どれもお聴きいただきたいのでありますが、強いてあげれば、5と6あたりが自社にお帰りになって、それぞれご検討いただきたい内容であります。また、皆様方とお会いできるのを楽しみにしております。
なお、今後の講演の予定でありますが、11月ころに上場企業向けの「インサイダー取引と情報管理」に関するテーマと、「プロセスチェックによる内部統制」に関するテーマを中心とした講演を予定しております。これは私と、先日まで金融検査官をされていた弁護士とのコラボによる講演でして、上場企業だけでなく、IPOをめざす企業の経営者の方にも有益なものにしたいと考えております。
| 固定リンク
コメント
コンピュータ屋です。
いつも拝見しております。
今回のセミナーも大阪ですね。
東京でと言うお話はありませんか?
ぜひ拝聴したいと思っておりますが。
「コンブライアンス」のこと、勉強緒についたばかりですが、一番の関心ごとです。
これからもブログを通して、勉強させていただきます。
投稿: コンピュータ屋 | 2007年9月19日 (水) 11時16分
毎日拝見しておりますが、書き込みは1年ぶりくらいになります。いつも常連の皆様のレベルの高さに圧倒されてしまって、なかなかコメントできずに1年経過してしまいました。(笑)
さて、「関西コンプライアンス研究会」とのことですが、東京でも、そういった研究会、しかも各企業の担当者レベルでの情報交換の場のようなものがあればいいなと思っておりました。先生は大阪ですから、定期的にというわけにはいかないでしょうが、例の「オフ会」も兼ねて、ぜひ東京でも講演(のようなもの)を企画していただけないでしょうか?段取りなどの下準備であれば、うちの会社の有志(?)が担当させていただきます。
だいぶ前ですが、先生がこのブログを読んでいる方の7割が東京と書いておられましたが、もしそうでしたら、一度東京でのオフ会兼講演会をご検討いただきたいです。勝手な希望ですいません。
投稿: 野々宮 | 2007年9月19日 (水) 11時28分
どうもです。
前回のオフ会のときも、「機会がありましたら東京でも」と書きましたので(笑)。ただ、今のところ仕事以外にも「弁護士村」の諸事情にて、なかなか東京に出向く時間がとれないんです。(おそらく弁護士の方でしたら、この諸事情がおわかりになると思います)来年2月初めの「ある行事」が済みましたら(笑)、また検討したいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
投稿: toshi | 2007年9月21日 (金) 12時05分