内部統制報告制度Q&A(完全版)をどう整理するか?
24日に金融庁からリリースされました内部統制報告制度Q&A(完全版)でありますが、結構質問数が多いので、まだ十分に読み込めておりませんが、いくつかの傾向があるみたいですね。(とくに最後の問67は、なかなかユニークな内容です)また個別の問については別途検討したいと思いますが、このQ&Aをどう整理しながら理解していけばいいのでしょうかね?いずれにしましても、ほぼすべての回答がプリンシプルベースで書かれておりますので、この回答だけでは具体的な事例にあてはめるのはかなり困難に思われます。そこで、各回答をどういった視点から具体化すべきか、もう少し具体化するための指針が必要ではないかと思います。当ブログにて、6月5日に内部統制報告制度と4つの壁というエントリーをアップいたしましたが、私はこういった論点をひとつのモノサシとして、このたびのQ&Aの質問・回答内容が、いずれの「壁」と関連性があるのかを、分類してみようかと思っております。まだ未完成ではありますが、たとえば以下のような感じであります。(備忘録程度でありますが、整理方法としては、こういったものもありかな、と)
内部統制報告制度を理解する際に、どうしても理解を困難にする「壁」として、上の表(左側)に「関連する論点」を掲示しております。以前のエントリーでは4つの壁としましたが、中小の上場企業と大企業との間で同様の対応が必要かどうか、という問題もありますので、とりあえず今回は5つの壁に分類しております。また、各問は、ふたつ以上の「壁」と関連しているケースもありますので、重複しているものもございます。
私の理解では「法律学と会計監査論」として分類しているものは、どうみても会計専門職の方でないと、プリンシプルベースでの理解がむずかしいものであり、それ以外の分類につきましては、法律的な理解が伴わなければ応用がきかないのではないか、と思われるものであります。詳細なルールが定まっていない内部統制報告制度では、経営者サイドからしますと、けっこう対応がむずかしい場面もありそうですね。こうやって分類してみますと、おおきく4:3の割合で会計監査の素養がないとなかなか理解できないものではないかなぁと思うのでありますが、またこのあたりはもう少し時間のあるときにでも検討しておきたいところです。
(追記)本文とはまったく関係のない追記ですが、株主総会を開催している真っ最中に子会社不祥事(食品偽装)が報道される、というのはスゴイですなぁ・・・(^^; これって、滑り込みセーフだったんでしょうか?ミートホープ社の事件が発端となって改正されたJAS法違反事例(業者間取引)ですね。(日経ニュース)しかしこの食品偽装はかなり計画性が高くて、問題になりそうですね。
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