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2008年7月 9日 (水)

CFE研究会立ち上げのお知らせ

私の業務分野のなかで、ブログではあまり紹介できないのが内部通報ほか、不正検査業務でありますが、関西在住のCFE(公認不正検査士)資格保有者の方々へお知らせがございます。ACFE JAPANでは、このたびCPE(継続的専門教育)の一環としまして、研究会制度をとりいれましたが、関西でもCFE資格者のための研究会を立ち上げることとなりましたので、以下のとおり広報させていただきます。(またときどき同じものをアップするかもしれません)

関西不正検査研究会開催のお知らせ

日本における内部統制報告制度への関心が高まるとともに、公認不正検査士(CFE)資格保有者数は飛躍的に伸びております。そもそもCFEの主たる活躍の場は不正会計や粉飾決算の疑いがある場合に、どこに不正があるのかを推測し、不正調査を行い、その証拠を収集するところにあります。まさに企業会計と法執行の知識経験が必要な場面が想定されます。米国内務省も、この6月20日、人材採用、昇進のための資格としてCFEを初めて認定しています。

ところで、CFEの資格を取得した者は、そのスキルを磨くための継続的な研修が不可欠であり、また現実問題としても資格保有者は毎年20単位の研修ポイントを取得して米国本部へ申告しなければなりません。ただ、毎年の継続研修において10単位の修得が必須とされている「不正検査」の分野については、東京在住の方でしたら本部研修を受講することによって履修可能ですが、地方在住のCFEは受講の機会も少なく、「どのような方法で10単位(ポイント)を取得すべきか」悩んでおられる方も多いようです。

そこで、関西在住のCFE資格保有者の方を対象として、このたび3名の発起人のもと、新たに「関西不正検査研究会」を発足させ、不正検査分野におけるスキルアップをはかり、継続研修ポイントを取得できる機会を設けることといたしました。(なお、当研究会は、ACFE JAPAN研究会運営規程に基づく研究会設立をACFEに対して申請し、7月8日付けで受理されております。)

1研究会名 「関西不正検査研究会」

2発起人 山口利昭(研究会代表 山口利昭法律事務所)、塩尻明夫(塩尻公認会計士事務所)、U氏(某企業 監査室)いずれもCFE。

3研究会開催場所等 U氏勤務会社本社会議室(淀屋橋近辺)

開催回数5回(第1回は8月26日、第2回は9月22日、第3回は10月27日 いずれも午後6時半から8時半まで。第4回、第5回は11月下旬、12月下旬を予定)

5参加資格 関西在住のCFE資格をお持ちの方、もしくは法人会員である企業の役職員の方

6参加費 原則として無料ですが、外部講師招聘の場合もしくは有料の会議室利用の場合は実費をご負担願います。

7参加条件 事前に「守秘義務に関する誓約書」を提出していただきます。

8その他 途中からの参加も可能です。ただし研修ポイント取得に関するACFE本部におけるCPE取得に関する規程に定められた参加方法に従っていただくことになりますのでご留意ください。

参加ご希望の方は、toshi@lawyers.jp までメールにてお申し込みください。

研究会の名前が「関西不正検査研究会」といったベタな名前ですが、他にいいのが思い浮かびませんでした。士業の方でも、企業担当者の方でも歓迎です。U氏も10名以上の内部監査スタッフが在籍する某企業の方で、CIAも保有されている方ですので、内部監査担当者や監査役の方などにも有益ではないかと思います。とりあえず2時間×5回=10ポイントの取得を目標としております。発表者は3回目までは発起人がそれぞれ1回ずつ担当する予定です。

アクセス解析によりますと、当ブログをご覧の方は関東の方が8割以上を占めておりますので、本日は関西ローカルなお知らせで恐縮です。どうか積極的なご参加をお待ちしております。

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