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2008年8月 6日 (水)

技術者からみた「企業コンプライアンス」

大阪はいま「花火」の季節でありますが、8月6日は大阪弁護士会に(各紙報道のとおり)「火花」が散る一日になります。(臨時総会)我々弁護士にとりましては、洒落(しゃれ)にならない大問題が決議される予定でありますが、世間の皆様方にとりましてはあまり関心のないところかもしれませんので(笑)、ブログでは触れないことにいたします。(法務大臣が鳩山さんから保岡さんに交代したのは、ここに最大の理由があるんでしょうね)

さて、本日(5日)の読売新聞夕刊(関西版)に、技術者OBの方々が、大学の講義において「工学倫理」を教えておられる、という記事が掲載されておりまして、たいへん興味深く読ませていただきました。偽装、ねつ造、不具合などの企業不祥事が相次ぐなかで、製造技術者としてどのように対応すべきか、といったことを自らの経験を生かして講演される、ということですでに近畿大学、同志社大学、阪大などへ講師派遣されているとのこと。そういえば、現場における「データ捏造」の記事などを読みますと、「現場の技術者の人たちって、ねつ造の事実を知ってどう思うのだろうか」と、いつも疑問に思うわけでありますが、おそらく「現場責任者にはっきりとものが言えない」などといった短絡的な要因では済ませることができないような空気が漂っているのではないかと推測いたします。

たしか再生紙偽装で、このブログがたいへん盛り上がったときに、富士市にお住いの製紙会社の方のコメントはリアルで淡々としたものでしたね。たとえばデータ捏造といっても、長年同じことを繰り返しているとほとんど罪悪感も鈍磨してしまって、規範意識も希薄化してしまうのかもしれません。製品検査のための持ち込み部材の偽装事件についても同様の問題があったと記憶しております。

技術者の方からみた企業コンプライアンスの現実については、こういった講演をされている方のお話をぜひ聞いてみたいと思いまして、さっそく新聞に出ていらっしゃる先生に連絡をとらせていただくことにしました。(ダメもとですが)また実現しましたら、ブログでもご紹介させていただこうかと思っております。

PS 7月9日のエントリーにてお知らせいたしました「関西不正検査研究会」立ち上げの件でありますが、本日現在発起人含め11名の研究会参加者となりました。(弁護士1、会計士4、金融2、事業会社4、いずれも個人のCFE資格保有者)第一回の研究会は8月26日ですが、まだまだ参加希望者を募集しておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

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