アパマンHD株主代表訴訟、経営陣に賠償命令(高裁逆転判決)
(30日午後 追記あり)
100%子会社化する際に、株式を買い受ける価格が不当に高額であったために、親会社であるアパマンHD(大証ヘラ)に損害を生じさせた・・・というものだそうです。地裁判決と高裁判決を比較しながら全文を読んでみたいですね。
法と会計の狭間の問題とか、経営判断原則(裁量権の逸脱)とか、いろいろな論点がありそうで、このまま最高裁に受理されるとなると、けっこう重要な判例になるのではないでしょうか。(日経ニュースはこちら)5万円でも買取を拒絶された株主がおられるようですが、そういった少数株主に対する会社側の対応なども、ひょっとすると問題になっているのかもしれません。(とりいそぎ、備忘録のみ)
(30日午後:追記)
nico2さんより教えていただきましたが、当裁判における控訴人(原審原告株主側)代理人弁護士の方のブログにおいて、当裁判に関するコメントが出ております。そこで、東京地裁判決、東京高裁判決および時系列表が閲覧できます。(ありがとうございました)さっそく、ざっとではありますが地裁判決と高裁判決に目を通しました。たいへん興味深い内容であり、別エントリーにてコメントさせていただこうかと思っております。
また、補助参加されていたアパマンショップHDより、適時開示リリースが出ております。今回の判決については(会社としても)極めて遺憾であるとのことで、被控訴人たる取締役3名は上告に向けて弁護士と協議中とのことだそうです。
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コメント
判決文はこっちですね。
http://psylegal.blog36.fc2.com/
投稿: niko2 | 2008年10月30日 (木) 04時18分
ご親切にどうもありがとうございます。(こんなに早く判決文を読ませていただけるとは思ってもおりませんでした。niko2さんが代理人ご本人なのかどうかは存じませんが、厚くお礼申し上げます)
また仕事が終わってからでも、ゆっくりと読ませていただきます。
投稿: toshi | 2008年10月30日 (木) 11時11分