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2009年3月14日 (土)

ナレッジ・キャピタル(トライアル2009)に見る技術と感性の融合

大阪の浮沈をかけたプロジェクトといえば「大阪駅北ヤード開発」が真っ先に挙げられると思いますが、3月13日、その中枢ともいえるBブロック(ナレッジ・キャピタル)のトライアルパフォーマンスに行ってきました。(場所は堂島リバーフォーラム)昨日(12日)のトライアルの様子は多くのマスコミによって伝えられておりましたので、本日も雨の中、たくさんのビジネスマン、学生、技術者やデザイナー等の専門職の方々でにぎわっておりました。(いや、ホンマ、すごい人でした。。。)

1か月ほど前から、このナレッジキャピタル担当責任者の方(○んぽの宿問題で揺れておりますオリックス不動産さん)から「ぜひ、お時間があれば見に来てください」とお誘いを受けておりましたので、「技術と感性の融合ってなんやねん?」と思いつつも、足を運びましたが、実用化されることを前提として進んでいる先端技術というものは、私の想像をはるかに超えるものでありました。驚嘆するものは数多くございましたが、もっとも驚いたのが「立体映像、感触、音による多感覚インタラクション」なる体験であります。特性メガネをかけて、特性のペンを握って待っておりますと、目の前に高松塚古墳から出土したとされる鏡が登場いたします。(もちろん、メガネをずらしたところ、実際には何も存在しません)その鏡にペンで触れますと、なんと金属音が鳴り、まさに金属的な感触がそのまま手に伝わってくるのであります。ピカピカの表面部分はすべるように、また錆びついた部分についてはざらざらとした金属の感触が、ペンを通じてそのまま伝わってまいります。またペン先で押すと、その鏡が裏返ったりもします。イヤ、これは本当にびっくりです。

「これ、手で触ったらどないなりますの?」(私)

「いえ、それは無理です・・・・・・」(関係者)

残念ながら、現状はこの特殊なペンでしか、3D物体の感触を味わうことはできないようでありました。(笑)

どのアトラクションも行列ができておりまして、案内していただいた責任者の方にもずーっと付き合っていただくのは悪いと思いましたので、4つほどのアトラクションしか体験しておりませんが、いずれもたいへん興味深い技術の紹介であります。ただ、ナレッジキャピタルの本当の目的は、こういった先端技術をどのように応用すれば、商売として成り立っていくのか?ということを、大学、行政、民間、クリエイター、そして一般市民が力を合わせて考えていくことにあるわけでして、これは実際に、こういった体験をすることで初めて理解できるものと思われます。たとえば、私のように想像力が貧困な人間だと、さきほどの「多感覚インタラクション」を体験して最初に思いつくのが、どうしても不埒な(笑)商売でありますが(すんません・・・パンフレットにも「肌感覚も伝えられる」と書いてあるもので、つい・・笑)、ほかの一般の市民感覚では、どういったものが生活の利便性を高めるために商売として成り立つのか、また違った意見が出るはずであります。ナレッジ・キャピタルの実際の完成は2013年ころでありますが、こういった資産が多くの関西人に周知され、「産官学民」による「技術と感性の融合」が関西経済の復活に寄与できるようになればいいですね。(「法律家の方には、こういったところで尽力していただきたい」との説明も受けましたが、おそらくまだ同業者の方々は、どこにリーガルニーズがあるのか、もしくはニーズを作れるのか気づいておられる方も少ないだろうなぁ・・・と。もちろん私の専門外ではありますが。素人体験におつきあいいただいたオリックス不動産の○○さん、仕事のじゃまをして申し訳ございませんでした。。。)

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