ジャルコ社のMSCB(JASDAQもビックリ!)
2月27日付け開示情報にて、監査役全員辞任というショッキングな事件があったジャルコ社でありますが、3月2日深夜の開示情報にて、その謎が解けました。まさにJASDAQの制止をふりきっての、「ぶっちぎりMSCB」ですね。(行使価格下限付近で転換された場合には、発行可能株式数との関係で既存株主の希薄化はどれほど進むのでしょうね)すでに辞任された監査役の方々も、つぎの監査役が決まるまでは「権利義務監査役」としての職務がありますので、臨時株主総会取締役会にて反対意見を表明されたようでありますが、これが「資金調達」といえるのかどうかは、ちょっとよくわからないところです。「法令違反にはあたらない」と判断されているようですが、(うーーーん)こういった事案が出てきますと、また「第三者割当増資時における株主総会決議の要件化」なる話題がまた浮上してくるのではないでしょうか。また、こういった場面におきまして、監査役さん方は、辞任だけでなく、もう少し踏み込んだ行動に出ていただけなかったか、と。(とりいそぎ、備忘録まで)
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コメント
監査役が全員反対しても止められないものなんですねえ。
会社法上はそうなんでしょうけど…
投稿: 機野 | 2009年3月 3日 (火) 06時27分
普通は差止め仮処分の裁判とか起こすよね。
投稿: yamada | 2009年3月 6日 (金) 16時48分
舌足らずですが続編を書いてみました。
yamadaさんご指摘の「仮処分」の裁判が出ましたが、こういうときこそマスコミが真相を追っかけてほしいですね。
投稿: toshi | 2009年3月10日 (火) 13時00分