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2009年4月23日 (木)

草なぎ氏は単純酩酊か、病的酩酊か?

(ビジネス法務とは関係のない話題で恐縮ですが・・・・・)ちょっとビックリしました。吾郎ちゃんの公務執行妨害事件は、なんとなくわかる気もしましたが、今回の草なぎ氏の公然わいせつ事件については本当に理解できないところです。いくら酒に酔ってとはいえ、都心の公園で(しかもひとりで)あのような奇行に出るだろうか・・・・・。

おそらく事実関係を認めているかぎり、それほど厳格な処分にはならないと思うのですが、ただそのまま軽微な処分で終わらせてしまうと、罪名が罪名なだけに彼の職業人生にも大きな影響を与えてしまう可能性がありそうです。刑事弁護で有能な弁護士を依頼して、単純酩酊だったのか、病的酩酊だったのか、きちんと争ったほうがいいのではないでしょうか。(つまり責任無能力状態だったことを主張する。たとえ心身喪失と認められなくても、心身耗弱だったと認められるだけでも、世間の見方はかなり変わるように思うのでありますが。。。)おそらく彼を支援する人たちも多いと思いますし、ファンが納得できるような形で進めるべきではないかと思います。

PS 当初「草なぎくん」と書いていたところ、複数の読者の方より「弁護士のブログとして品位に欠けるのでは」とのご意見をいただきましたので、「草なぎ氏」と訂正いたしました。

4月 23, 2009 未完成にひとしいエントリー記事 |

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受信: 2009年5月 2日 (土) 22時52分

コメント

単純酩酊か病的酩酊かの,論点が重要でないとはもうしません。
いえ,とっても重要だと思います。

しかし,今回の件で草なぎ氏が豚箱にぶち込まれたことに,とても疑問を持っています。

警察官だって酔って騒いだことが無いわけではないと思いますので,周囲の状況を判断の上,トラ箱送り(警察官職務執行法第3条第1項及び酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律第3条第1項)にするのが正しい対応だったのではないかと思うのですが、気のせいでしょうか?

どうも最近の警察は、やり過ぎが多いような気がします。

投稿: 通りがかり | 2009年4月23日 (木) 21時11分

事件そのものは不起訴処分で終わるものと予想します。

通報した人物もかけつけた警察官も、草なぎさんだとわかったはず
だと思います。そうだとすれば、なんとかして服を着せるとか、
放っておくなどできなかったのでしょうか。
本当にひとりでさわいでいただけだったなら、もっと穏当な処置があったでしょうに。

役者さんでもありますから、何かのスイッチが入ってしまったのでしょうか。

しかし公然わいせつで逮捕とは・・・

投稿: JFK | 2009年4月23日 (木) 21時53分

自宅に帰って、「剛くん、えらいことになったね」と娘に話しかけたところ、娘曰く

「あの人、ふだんからテレビで『酒癖が悪くて、すぐに裸になるんですよ』って、言ってるから『うわぁ、ほんまにやりよった』って思ったわ」・・・・程度でした。

そっかぁ、ちょっと世間が騒ぎすぎなのかもしれません。警察も、けっこうこういった奇行の取り締まりは日常茶飯事だったりして。。。

でもやっぱり、今後の草なぎ氏の身の処し方は心配ですよね。

投稿: toshi | 2009年4月24日 (金) 02時48分

こちらにおいでのかたがたのなかで一番私がミーハーだと思います(笑)
し、私からも一言。

意外とタレントに対して厳しいジャニーズ事務所ですが、
どうやらドラッグとかも出てこなさそうということもあって
しばらく謹慎させるということで事態を収めるようですね。
膨大な損害賠償を支払わねばならないところですが、
まあその辺はテレビ局は身が引けてますので(笑)。

彼のことは嫌いなキャラではないので、何とか立ち直って欲しいです。
彼自身がいちばんショックを受けているはずなので…

投稿: 機野 | 2009年4月24日 (金) 06時37分

>通報した人物もかけつけた警察官も、草なぎさんだとわかったはず
だと思います。

状況次第ですが、逮捕時点では気付いていなかった可能性はかなりあるのではないでしょうか。全裸の酔っ払いですからねー

投稿: Y | 2009年4月24日 (金) 21時29分

世間が騒ぎすぎというのはたしかにそうですね。
おそらく、私も含めテレビからもにじみ出てくる草なぎさんの
人柄(の良さ)がそうさせるのでしょう。
私も早く立ち直ってほしいと思います。ファンも世間も、
その多くは同情しているように見えます。
立ち直るうえでの敵は罪名ですね。

ところで、書店での立ち読み程度ですが公然わいせつ罪の要件を
見てみました。
実際に誰かの目に触れなくても成立しうることはわかったのですが、
同罪が本来的に処罰しようとしている行為類型にあたるのかどうか
という疑問が生じました。
「わいせつ罪」の実質を持つ行為を実行したといえるのか?という
ことです。
泥酔してさわぎ服を脱ぐという行為は
露出狂やストリップといったものからは相当に乖離しています。

各種ニュース源をみていると「酔っ払ってむやみにさわいだ」という
点が捕まった主要因のように思えるからなおさらです。
「服を脱いでいた」という点を捉えて殊更に公然わいせつ罪で身柄拘束
することは問題だと思います。仮に、駆け付けた警察官が薬物犯を想起した
という事情があったとしても、当該犯罪の具体的な嫌疑がなかったなら
ばやはり問題が残ると思います。

投稿: JFK | 2009年4月24日 (金) 22時27分

>Yさん

たしかに状況次第ですね。夜だし泥酔状態の人物の顔は判別困難かもですね。

しかし、あえて屁理屈をいってみます。
通常の現行犯逮捕とは異なり、逮捕するか否かの判断に一定の時間を
要したはずです。また、薬物の疑いを想起する状況だったとしたら
所持品や腕だけでなく目つきや顔色をよくよく観察したはずです。
免許証等を確認した可能性もあります。
よって「逮捕時点では」わかっていたものと想像します。

投稿: JFK | 2009年4月24日 (金) 22時36分

DMORIです。
1)裸になった時は、心身耗弱状態であったかも知れませんが、そういう状態になるまで飲んだのは、自己管理が悪いからです。今さら「心身耗弱状態だったので…」などと軽い処分を願って言い訳するよりも、「すべて自分の責任です」と真摯に謝るほうが、タレントとしてはよほど得策です。彼の記者会見では、そうした姿勢でしたから、よしとしましょう。

2)地デジのイメキャラに採用していた総務省は、リスク管理の甘さを反省すべし。ポスターやCMの損害はすべて国民の税金です。
重要なキャンペーンに起用するタレントについては、薬物や深酒、素行の調査をするのが当たり前。閣僚に起用するときの身体検査と同じです。彼は深酒が好きだということは、調べれば分かっていたはずです。
局長か鳩山さんが食事に招いて懇談し、「国の政策がかかっているから、わずかのスキャンダルも発生しないように、いっそう人格を磨いてくださいよ」などとコーチングをするべきでした。
他の省庁も、他山の石として今からでも主要なキャンペーンタレントをチェックしてもらいたいと思います。

投稿: DMORI | 2009年4月25日 (土) 10時46分

>JFKさん

仮に草なぎ氏であることを警察官が認識していたとすると、解釈にもよりますが、逃亡のおそれがないことも認識できたでしょうから、現行犯逮捕は違法だったということになるのではないかと思います(罪証隠滅のおそれは考えられないでしょう。)。

投稿: Y | 2009年4月25日 (土) 18時55分

逮捕の必要性が欠けていたのではないか?ということですね。
私も素朴に疑問を持ちます。
警察官職務執行法3条の「保護」で処理してもよかったのかなと。
(全裸?には目をつむってしまうことになりますが、何か巻いてやれば
済むことです)

形式的な犯罪成立要件に該当したにすぎない点をかんがえあわせると、
薬物の疑いに偏向した見込み逮捕だったのではないかと思います。

投稿: JFK | 2009年4月26日 (日) 00時45分

逮捕したから罪になった。
そんな印象を持ちました。

通報した人も身の危険を感じたわけではなく
逮捕してほしいと思ったわけでもないでょう。
変な人がいるのできて欲しいという程度で。
あのあたりでは酔っ払って騒ぐ人は珍しくありませんし。
おそらく、いつものこと程度の認識で警官が出向いたところ
以外に手ごわい状態であり、保護行為も強硬なものにならざるをえず、
逮捕という手続きになったものだと推測します。
薬物の疑いを掛けられるほどの悪酔い、箍の外れ方だったのでしょう。
ただ、だからといって、即日の家宅捜査まで必要なのか。
ことさら力を入れるような案件なのか。
甚だ疑問です。

酔っ払って裸になる、
あるいは裸になろうとする人は
世の中に少なくありません。
異常な行動をとる人も少なくありません。
実質的な公然の場で開チンしてしまい話題になったり
咎められる芸能人も多々います。
えがちゃん、つるべ師匠、
つい先日も鳥肌実がネットの生放送でやらかしました。
苦情やお叱りは受けても、通報や逮捕などということにはなりません。
行為はクサナギ氏よりもあからさまで確信的で、
大勢の人に局部を晒すものであるにもかかわらず。

投稿: かんな | 2009年4月26日 (日) 06時59分

このたびの事件経過は、今後の裁判員制度における被告人の身の処し方を考えるうえで参考になります。

世間はかなり草なぎ氏に同情的ですが、記者会見では「これから絶対にお酒は飲まない」とはおっしゃっていませんでした。お酒というのは、「こういった事件を起こしたから、ほどほどにしておこう」という制御は効くものなのでしょうか?車に乗るから酒は飲まない・・という規範意識はわかりますが、「これ以上飲んだらヤバイから、この程度にしておく」という規範意識は働くのかどうか。このあたりが私にはよくわかりません。気がついたら家で寝ていた、というのと、気がついたら公園で裸になっていた、というのではずいぶんと違うように思うのですが。

投稿: toshi | 2009年4月27日 (月) 01時17分

酒に酔っ払って一時的な「正邪判断能力」の低下に陥ることと、心神耗弱のような「責任能力」の低下の判断は、法学上分類が異なります
精神的疾患を患っていない人が、自分が酔っ払うと前後不覚になることを知っていながら(本人の会見によれば、草彅氏はメンバーから忠告を受けていたと言っています)、アルコールを大量に摂取して、結果として錯乱状態で犯罪を犯してしまい、心神耗弱(勿論、心神喪失も)の主張は認められた例はありません。
仮に酔っ払った事で心神喪失・心神耗弱が認められるのであれば、酒酔い運転でひき逃げ事故を起こしても、無罪になってしまいます。

この考え方は「原因において自由な行為」といいます。ネットで調べると解説しているサイトがありますので、参考にしてもらえると嬉しいです。
http://www.mycon10ts.com/field_1012.htm

投稿: もこ | 2009年4月27日 (月) 13時18分

すいません。
全くの法律の素人です。

書き込みもこれっきりにしますので、失礼だとは思いますがお許しください。

単純にそんなに大騒ぎする事件なのか!と思います。

法律家や取り締まる立場もあるとは思いますが、何日も拘束され、家宅捜査が必要な事件なのでしょうか?

この法治国家は弱い立場の味方ではなく権力を振り回す立場にあると今回思いました。

法的な事は全くわかりませんし、草なぎさんがこの先どうなっていくかはわかりません。

僕はその場にいた1人または何人かの警察官の度量の差かと思います。

テレビでも警察に密着24時間とかなんとかで酔っ払いを扱っているものがありますが、適切な対処だと思います。

今回は芸能人の何かを掴むと言う何か意図のあるものと思えて仕方ありません。
家宅捜索の責任は全くもって何も語られず、ただ単に草なぎ君の責任になっている訳ですから。

警察官含めて、組織でかばうのではなく、個々人の責任と向き合って欲しいと思います。

本当に素性も明かさずに失礼なコメントをしました。

投稿: 宮猿 | 2009年4月27日 (月) 23時01分

もこさん、宮猿さん、コメントありがとうございます。

いえいえ、コメントは一般の方の素直な感覚で十分でございます。とくに法律的な意見でなくても、たいへん勉強になりますので、ご遠慮なくご意見をお書きください。(おそらく閲覧されておられる方も、ほぼ同意見ではないかと思いますよ)

当ブログはビジネス法務関連のブログですので、あまり本件には深入りしたお話は避けますが、私自身、15年ほど前に強盗致傷事件で(大阪地方裁判所第5刑事部にて)、病的酩酊の主張が認められて(心身喪失→責任無能力)無罪判決を得た経験があります。おそらく判例検索ソフトをお持ちの方であれば、その判決を検索することが可能でしょうし、私の名前も弁護人として見つけることができると思います。(当時は週刊誌や新聞でたくさん取材も受けました)20代から30代にかけての男性に多い症状です。単純酩酊と思っていても脳波に影響の出る病的酩酊もしくは複雑酩酊の方は実は多いのではないかと思っております。今回の草なぎ氏の事例をきっかけとして、冷静に酩酊というものが再犯可能性に及ぼす影響について考えてみるのも妥当ではないかな、と思っております。

投稿: toshi | 2009年4月28日 (火) 02時10分

はじめまして。お酒の事で法律に詳しい方に意見を伺いたく書き込みしました。よければお返事下さい。


アメリカの「酩酊罪」と日本の「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為等の防止に関する法律」の違いについて


・日本の法律では「飲酒についての節度保つように努めなければならない」とありますが、結局、公共で酩酊してしまえば、警察による保護に重点を置いた法律だと感じました。著しくひどい場合に拘留や科料がある様ですが、アメリカの酩酊罪との決定的な違いというのは、何でしょうか?また、日本で酩酊罪を導入するのは法律解釈として難しいですか?


・例えばシラフの人が公共で迷惑行為をした場合と、酩酊者が公共で迷惑行為をした場合において(迷惑の内容は同じ)法律的に何か差はあるのでしょうか?


・結果、犯罪行為になった場合にシラフの人か酩酊者かで裁量に違いがあるのですか?

・病的酩酊ならば許されるというようなニュアンスがありますが、それであれば酒が合法化されている以上、病的酩酊者は酒を飲む権利に守られ、犯罪をおかしても無罪になるのでしょうか?

ご意見お願いします。

投稿: po | 2009年4月29日 (水) 11時42分

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