« JR宝塚線事故における経営幹部への刑事責任追及を考える | トップページ | 公正取引委員会、セブンイレブン値引き制限に排除措置命令か? »

2009年5月28日 (木)

企業統治研究会「報告書案」出ましたね(速報版)

アデランスHDの株主総会ではスティールパートナーズ側が過半数の役員人事を掌握したようで、またガバナンス論議が盛んになるものと思いますが、注目の経済産業省・企業統治研究会の報告書案がリリースされています。本日は同志社におりますので、また帰ってから勉強させていただきます。とりいそぎ速報版ということで。(昨日の金融庁SGの資料も出ていますね。)

5月 28, 2009 未完成にひとしいエントリー記事 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104680/45155782

この記事へのトラックバック一覧です: 企業統治研究会「報告書案」出ましたね(速報版):

コメント

まあ現実的に妥当なところではないでしょうか。
そもそも「社外取締役市場」なるものが本邦にはないわけですから。

社員(従業員)が出世して取締役になる
(自分がそこまで出世しなくても仲間意識はある)という形が
殆どの日本の会社の場合でのロイヤリティの有り様であり、
それを積極的に崩壊させて果たして何かいいことがあるでしょうか。
大袈裟かもしれませんが、亡国の論だと思います。

もちろん自然な流れで変化していくのであれば、それはそれで正しい
と思いますが、各企業の内部にそういう要望が皆無に近い現状、
誠にもって「大きなお世話」でございます(笑)。

投稿: 機野 | 2009年5月28日 (木) 23時14分

社外取締役が経営監視機能を持つか、という議論は、実は米国でも問題になっています。
景気が悪くなるとそういった例は顕著になります。ある企業のCEOの人が別の会社の社外取締役を兼務していて、その別の会社の株主に「あなたたちの目は節穴だったのか」と批判されているケースが多く、あちらの国でも根が深い問題です。

(さらに、そんなところで「遊んでいる」から自分の会社の業績が悪くなったのだと今度は自社の株主に指摘される始末)

たとえばシティグループの社外取締役には、元財務長官や巨大企業のCEOが名を連ねていましたが、誰が見てもわかるとおり、それが機能していた、とは言い難い結果になりました。
一方、JPモルガンは同じような環境でも、比較的浅い傷で済んでいます。

またゴールドマンサックスの社外取締役にあの、ミタル氏がいますが、商売上のつながりが非常に強く(GSはミタルがアルセロールを買収した時のアドバイザー)、本当に機能するのか、という点ではグレーです。

やはり、社内の取締役の資質がより重要になってくると思いますので、形式論だけで終わらないような仕組みを作っていってほしいと思います。


投稿: katsu | 2009年5月29日 (金) 19時28分

toshi さま、いつもありがとうございます。丸山さんのブログで報告書が出たことに触れられていたので、こちらの記事のことを思い出しました。
個人的には、多くの日本の組織・会社におけるあまりにも内向きの(開かれていない)ロイヤリティのあり様がいろいろな不祥事の源になっているような気もするので、社内取締役?だけでは限界があるのではないかなあと積極的に考えていますが、どんなものでしょうか。
(日本の場合、個人が不当に私腹を肥やすと言うよりは、会社のため、組織のため、という名目?で反社会的とも見える動きにつながることが多いと思うんです。自分だけの利益でなく、組織のためという大義名分?があるために、社会的に問題があるかもしれないことでも実施されてしまう、というケースです。)現時点で社外取締役市場が確立していないのはその通りですが...

投稿: ゆんろん | 2009年6月20日 (土) 22時18分

うーん、実業の世界に身を置く者として、
この話、常に疑問に思うことなのですが、
「社外取締役に何が分かる??!」

確かに何らかの重大な問題が明るみになったときに、
法律や社会常識、社会概念等に照らして判断することは
社外取締役向きかもしれません。

しかし、事があからさまになっていない状況にあって社外の人間がそれを
見抜くことは極めて困難ですし、そもそもそんな大問題が発生していない
平常時にあって、果たして社外取締役は株主の期待に応えるだけの活躍が
出来るものでしょうか。そういうスーパー重役も世の中には何人かは存在
するかもしれませんが、そんな英雄を待望してどうするんですか(笑)。
ごく普通の、どこにでもたくさん存在する一般的な人間に務めることの
出来る役職ということでシステム設計しないととんでもないことに
なってしまいます…

外国人投資家を今更ハゲタカ扱い(あ、映画『ハゲタカ』はなかなか
面白かったですが)するわけではありませんが、機関投資家側が社外
取締役の導入を強く要請するのは彼ら自身の利潤のためですよね。
それは別に間違っているわけではありませんが(そういう立場だし、
そういう仕事だし)、ただそれをまともに相手にするのはいささか
弱腰というか愛想が良すぎます。

投稿: 機野 | 2009年6月21日 (日) 02時23分

いや、だから、暴論かも知れませんが、社外取締役を増やして、”上がり”としての取締役、という常識をぶちこわしてしまえば、個人の良識がもっと素直に効きやすい、暴走しにくい組織になるのではないかなあ、と感じるのですよ。機関投資家だって、統制コストが高くなりすぎて収益性に大きくダメージを与えるようなことは期待していないと思うので、今とは違うバランスの取り方があるんじゃないかと(で、そっちをもう少し積極的に考えてみてもいいんじゃないかと)

投稿: ゆんろん | 2009年6月22日 (月) 00時58分

コメントを書く