企業不正対策ハンドブック~防止と発見~(本とセミナーのご紹介)
このたび「企業不正対策ハンドブック-防止と不正-」(ジョセフ・T・ウェルズ著 八田進ニ・藤沼亜起監訳 ACFEJAPAN訳 第一法規 6000円税別)が出版されましたのでお知らせいたします。(もうすでに東京では記念講演もあり、ご好評にて追加講演も行われました)
企業不正検査等に従事されている方にはぜひお勧めいたします。また内部監査人や監査役の方々にもお読みいただきたい内容となっております。なんといっても20年以上のCFE経験を有するジョセフ・T・ウェルズ氏の企業不正発見と、原因分析による防止策が豊富な具体的事例を通じて惜しみなく盛り込まれており、たいへん参考になるところであります。また、和訳につきましても、企業不正に関する適切な日本語を、逐一検討しながら訳されておりますので、非常に読みやすい内容になっております。(もちろん翻訳された方々も、会計学者、会計士、企業実務家の方を中心としたCFEとしてご活躍の方々ばかりであります)
ところで、この記念講演ですが、大阪でも来週6月2日(火曜日)に開催される予定でありまして、私もACFEの甘粕氏とともに、講演をさせていただく予定になっております。もちろん、ブログでは書けない本業に関わることにつきましても職業上の守秘義務に反しない範囲でいろいろと解説させていただきたいと思っております。(詳しくはこちらをご覧ください)たぶん、まだご参加できると思いますので、この本と私の講演にご興味のある方は、どうかご出席いただけましたら幸いです。(参加いただいた方には、上記ハンドブックもついているようですから、かなりお得かと思いますよ)
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コメント
>6000円税別
色々な本を見ていて感じますが、今回の6000円という値段設定は、個人で購入することを想定しているのか、それとも、企業・団体・事務所で購入していることを想定しているのか、どちらなのでしょうか。現実には、色々な人が購入するのでしょうけど(笑)。
投稿: 首都漬 | 2009年5月30日 (土) 01時33分
う、う、スルドイご質問(笑)
私もそのあたりは逡巡しております(って、ホンネを書いていいんかいな・・)
しかし、手にとってみると、百科事典のような重みがありますよね。
またこれだけの訳者が揃っていて、相当の労力の詰まった本です。加除式ではないだけでも、かなり良心的だと思います。(って、ほとんどフォローになっていないかも…笑)
個人では若干お高いと感じられましたら、どうか法人としてご購入いただければと。
実際、内容をご覧になれば、そこそこのお値段でも納得いかれると思いますよ。(^^;
投稿: toshi | 2009年5月30日 (土) 01時58分
toshi先生、ありがとうございました。
ところで、何故、「公認会計士」「公認不正検査士」だけに「公認」とついているのでしょうか。他の資格は公認ではないのか!!という感じですね(笑)。
投稿: 首都漬 | 2009年6月10日 (水) 00時15分
「公認コンプライアンス・オフィサー」というのもありますよ(笑)
「大阪検定」というものがありますが、あれは検定に合格すると、自称「公認大阪検定合格者」と勝手に語ってもいいのでしょうかね?
「公認不正検査士」の場合は、CFEといわれるように、そもそも米国では「公認」なる用語が使用されているので、それを訳しただけだと思います(笑)また答えになっていませんか??(^^;
投稿: toshi | 2009年6月10日 (水) 01時55分