監査法人からの反論ですね(TLホールディングス)
この時期、本業でかなり忙しく、ブログの更新もままなりません。といいますか、ブログネタはあっても、ネタのフリ方を「ボーーー」っと考える時間的な余裕がございません。ネタのフリ方が当ブログの「生命線」なので(笑)、いまひとつ更新に乗り気ではないのですが、せめて下記の話題にだけは触れておかねば・・・・・と思いましたので、少しだけ。
ということで、すでにコメント欄のほうでエントリーよりも先にご議論いただいているようですが、監査役の有事対応(監査法人を解任するの巻)におきまして、「これだけボロカスに言われて、監査法人さんはなんで反論しないのだろうか?他のクライアントの手前、何も言わないのはまずいのではないか?」と書いておりましたところ、
TLHD社の6月8日付けリリース 出ましたね。
監査法人側からのコメントが掲載されております。前回のリリースの後、両法人とも、関東財務局から説明を求められたようですね。しかしながら、監査法人さんからの反論は全文ではなく、概要(要旨)のみのようであります。たしかにコメント欄でJFKさんが指摘しておられるような問題点もありますが、とりあえずキチンと反論することは、投資家や株主への問題喚起という意味ではよかったのではないでしょうか?むしろ、こういった反論があることをあらかじめ予想しての「監査役の有事対応」だと思います。
しかし以前から当ブログでは「深夜の開示は蜜の味」といっておりますが、同じ日の23時33分の細谷火工さん(私は内部統制報告書の件で、同社のお名前を存じ上げたのですが)、またまた「監査役の有事対応」を地で行くようなリリースでありますね。元取締役さんだけ・・・ということでしたら、単に監査役が代表して訴訟を提起する、ということでしょうが、現代表者や現取締役相手、ということですから、(同族内での揉め事かも?)取締役会の判断ではなく、監査役独自の判断で提訴に踏み切った、ということなのでしょうね。
本当に、最近は「監査役の有事対応」の実例が増えているように感じます。
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