ACFE JAPAN第1回カンファレンスに参加いたしました!
2007年に日本での活動を開始しましたCFE(公認不正検査士)組織も、今年初めてカンファレンスを主催することとなりましたが、本日(10月13日)品川の東京カンファレンスセンターにて盛大にACFE JAPAN第1回の年次大会が開催されました。日本公認会計士協会、日本内部監査協会、日本監査役協会、日本取締役協会ほか多数の団体より御後援をいただいてのカンファレンス開幕、ということで、関係者の皆様も(マジで)たいへんなプレッシャーではなかったかと思いますが、満員御礼のなか(300名)、無事終了いたしました。ご参集されました皆様、本日は長時間、ありがとうございました。当組織の理事として、カンファレンスの準備にはほとんどお役に立てませんでしたが、登壇させていただき「盛り上げ役」に徹しましたので、それでなんとかご勘弁願えれば・・・・・・と。m(__)m
組織立ち上げ当初は、わずか20名ほどのCFEメンバーでしたが(なつかしいですね)、本日現在個人会員が800名を超えるほどになり、また法人会員も27社ほどに上り、やっと少しずつではありますが、CFEの知名度も上がってきたことは喜ばしいかぎりであります。第一回のカンファレンスを記念して、本場米国ACFEのジョナサン・ターナー氏、金融庁の佐々木清隆課長さんにも基調講演をいただきました。またシンポにおきましても、当組織設立時から運営に尽力いただいておりました八田先生の(毎度おなじみ)テンポの良い進行のもと、「企業集団と内部統制」というメインテーマを中心に、かなり有意義な意見交換ができたのではないかと思っております。また午前中のプレカンファレンスでは、各研究会の成果発表も開催され、こちらも多くの参加者がお越しになり、CFE制度の広報のためにはかなり役に立ったのではないかと思います。企業実務家、会計専門職、法律家が同一のテーマ(会計不正の発見、抑止のための内部統制等)を議論できる貴重な場となりつつあるなか、さらなる組織発展のために、CFE資格者拡大のためのお手伝いをしていきたいと思っております。
懇親会では、当ブログの常連の皆様ともお会いできて、楽しゅうございました。「国際監査基準」のマニュアル作りのこと、大手監査法人の品質管理のこと、内部統制報告制度の簡素化とIFRSの関係等、ブログネタになりそうなこともたくさん教えていただきましたし、素朴に疑問を抱いていることのヒントもたくさんいただけました。また(懇親会前ではありましたが)、金融庁検査課の方々ともお話ができましたが、大阪弁護士会と金融庁との勉強会なども(本当に)実現できたらいいですね。なお、時事ネタではございますが、内部統制報告実務の改正に関する部会がまた今月末くらいから動き出すようでして、近々「とりまとめ」も出てくるように某教授から風の噂でお聴きしました。
なお11月27日には、大阪でACFEのセミナーが開催されますので、関西在住の方でCFEの活動や、不正調査の実際をお知りになりたい方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会にお越しいただければと存じます(また広報させていただきます)。
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コメント
昨日はお疲れさまでした。貴重なつっこみ,ありがとうございました。
私たちが,懇親会だけでは飽き足らず2次会へ行き,二日酔い気味の頭を抱えて出勤すると,山口先生が既にブログを更新していらっしゃるというのは,これまでも何度か経験していますし,そのたびに多少の反省はするのですが,一向に改まりません。
ともあれ,盛況で何よりでした。ACFEには申し訳ないのですが,最初で最後にならなければいいなと懸念しながらの参加でしたが,どうやら杞憂に終わりそうで,よかったです。
投稿: Tenpoint | 2010年10月14日 (木) 13時12分