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2010年11月23日 (火)

近藤崇晴最高裁判事を偲ぶ

最高裁に、いくら優秀な調査官がいらっしゃったとしても、裁判官が激務であることは夙に知られているところでありますが、近藤崇晴裁判官が逝去されたことは誠に残念であります。朝日新聞で報じられているように、近藤裁判官はキャリア裁判官でありながらも、かなりリベラルな立場で判断に臨んでおられたようであります。

すでに何度も当ブログで述べてきたとおり、私は近藤裁判官のお書きになる判決文のファンでありまして、近藤裁判官の補足意見、反対意見などは常にマークしておりました。最高裁の判断が世の中に与える影響に一番配慮していたのが近藤裁判官だったのではないでしょうか。「法律家として、このような文章が書きたい!」と憧れの存在でありました。

土地区画整理事業における事業計画の「処分性」

最高裁判所は変わったか(一裁判官の自己検証)

裁判員制度は最高裁判事の事実認定手法まで変えるのか

今後も、在職中はたくさんの判決を書いていただきたい・・・と思っておりましたが、本当に残念です。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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