エコノミスト増刊号に「法と会計のミゾ」シリーズを寄稿いたしました。
すでにブログやツイッター等では、そこそこ話題になっているようですが、エコノミスト増刊号(12月20日号)「弁護士・会計士たちの憂鬱」が発売されております。そのなかで、私も拙著「弁護士と会計士との『わかりあえないミゾ』を考える」を寄稿しております。
毎日新聞社エコノミスト「弁護士・会計士たちの憂鬱」(1000円)
昨年、日本監査研究学会西日本支部におきまして、特別講演をさせていただいた題材を基礎として、一般の方向けに少しわかりやすく解説させていただいたものです。この本の全体のトーンと比較しますと、「やや固め」の内容となっておりますが、私の意見を全面に出した形での解説となっておりますので、賛否両論あるかとは思いますが、けっこう読者の方々の頭の体操にはなるのではないかと。もしこういった話題にご関心がございましたら、ご一読ください。
弁護士と比較して、会計士の方々は実名で意見表明をしにくいところが少し残念ですね。「会計士の憂鬱」は経営財務に連載されている山中君の監査実務シリーズのほうがリアルで悩ましい問題が提示されていておもしろいかもしれません。
個人的に一番おもしろかった記事は、なんといいましても「匿名座談会 法務担当者のホンネ炸裂 こんな弁護士は使えない」でした。読んでいて「なるほど・・・」とナットクさせられることが多かったですし、「ヒドイと思った弁護士」には、私も共感いたしました。ちょっと自分にもあてはまるところがあるような・・・・。
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コメント
拝見しました!金融ライターの伊藤歩氏が主筆だったからか?それとも
経済誌別冊だから当然なのか?先生の論考も含めた会計士編の方が
遙かに充実していた印象です。ややビジネスローに偏り過ぎて、知性派の
エコノミストなのにまるで日経ビジネスっぽいのが残念です(^^;
弁護士編は記事よりむしろビジネスと職業倫理の各弁護士先生の個性が
きらびやかなのが印象的です。渡邊先生ご自身が仰ってますが「人権派
弁護士」という言い方は同語反復でよろしくないと思います…。できれば
山口先生の弁護士法第1条論も伺ってみたいのですが?
投稿: 通りすがり | 2010年12月11日 (土) 21時44分
通りすがりさん、コメントありがとうございます。弁護士サイドは実名の記事が多いのでちょっと華やかですが、会計士サイドは少しマニアックな人達に好まれるような・・・
普段読まないのでわからなかったのですが「エコノミスト」は知性派なのですか?すいません、私は「日経ビジネス」っぽい雑誌とばかり(笑)
私の論考の後に「命燃やして」の伊藤先生のインタビュー記事が掲載されているのが印象的ですね(笑)あのインタビュは、やっぱり「命・・」をまず読んだほうが理解しやすいように思います。
第1条論ですか?少し考えてみます(笑)正直、本気で語るのであれば、コメント欄では物足りないです(笑)
投稿: toshi | 2010年12月13日 (月) 01時24分