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2010年12月29日 (水)

私が選ぶ2010年「ビジネス法務」関連の10大裁判!

たしか昨年は日経新聞で法曹関係者が選んだ10大裁判・・・のような企画モノ記事が掲載されていたかと思うのですが、今年はどうも見当たりませんね。ということで、当ブログ管理人が勝手に選んだビジネス法務関連、しかも管理人の興味を優先して10大判決を選んでみました(すいません・・・「判決」といいながら、一部違うものも含まれていますので、あまりそのあたりはツッコミを入れないでください・・・・・)

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やはり企業コンプライアンス、会計と法、会社法・金商法、内部統制に関連するもので占められております。これらの他にも金商法192条による緊急差止命令事件、カネボウ種類株式価格決定最高裁事件、会社分割による詐害行為取消請求事件、金融庁に対する文書提出命令申立事件ほか、いくつか候補があったのですが、単純に「私の好み」という面から先の10個を選んでおります。

10番や7番は、今後のIFRS時代(ホントに到来するのかどうかまだわかりませんが)における司法判断の在り方、6番は技術者倫理と法、5番は最近話題の「第三者委員会調査」の限界、4番は今年のM&A法制の代表的判断、3番は内部告発の光と影、9番は会社法上の内部統制の課題などが選出のポイントであります。8番は、あまり話題になりませんでしたが、株主代表訴訟を支援する弁護士の業務内容を、裁判官がどのように評価するのか、とても興味をそそられたものです。そして、1番2番については、まさに経営判断と経営者の法的責任の関係をいろいろと考えさせられるものでありました。

商事法務編集部さんの選ぶ今年の重要判例(商事法務1919号)とは、ずいぶんと異なりますが(合ってるのはアパマンショップHD最高裁判決くらいでしょうか)、まぁ管理人の興味や関心優先・・・・・ということでご勘弁ください<(_ _)>

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