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2011年7月 1日 (金)

社外監査役選任議案、ついに否決例が出る(独立性に問題か)

facebookで知りましたが、6月28日のニフコ社の定時株主総会で、社外監査役選任議案が否決されたそうであります。急いで日経新聞(7月1日朝刊)を読むと、たしかにベタ記事が掲載されていますね。反対票が50%強だった模様。(追記:ニフコ社の6月30日付け臨時報告書を拝見しましたが、賛成49.05%ということで、本当にギリギリのところで否決されたようであります。当日出席株主の議決権行使結果まで集計しておられますね)

この社外監査役の方は、バリバリの企業法務に詳しい法律家の方(法制審の委員もされていらっしゃる)ですが、顧問弁護士と同じ法律事務所に勤めておられる方、とのことで独立性に問題あり、とされたのでしょうか(日経新聞は、そのような書きぶりです)。ただ、平成16年にニフコ社の社外監査役に就任されておられるので、「二期8年を超える者は社外とはいえない」として、こちらでも独立性を疑問視されたのかもしれません。

たしか昨年も、社外監査役の独立性に関しては、株主から強い批判票が集まっており、賛成比率が60%台だった企業が5社ほどあったように記憶しております。今年は監査役の改選が非常に多い年になりますので、否決例が出るのではないか、と思っておりましたが、「やはり」というのが実感でございます。

しかし、補欠監査役に選任された方、いきなり監査役に就任することになるわけで、心の準備はできていたのでしょうか?おそらく株主総会には出席されていなかったのではないかと。

7月 1, 2011 未完成にひとしいエントリー記事 |

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コメント

 ニフコの臨時報告書を確認しましたが、確かにギリギリで否決でしたね。
 平成16年当時と比べると、現在の方が社外役員の独立性について基準が厳しく変化している機関投資家や助言機関が多くなっているのかもしれません。
 ただ、昨年は社外役員が約46%を反対を受けていたのに、なぜ同じことを繰り返し、昨年より悪い結果になってしまったのでしょうか。そちらの議案確定までの検討過程が気になります。

投稿: Kazu | 2011年7月 1日 (金) 13時14分

はじめまして
否決を織り込んだ決議通知が事前に準備され、総会当日に何事もなく発送されていたところをみると、少なくとも否決される可能性は会社側も事前に認識していたと思われます。
調べてみると昨年も補欠監査役の賛成率が低いんですよね…

投稿: ty | 2011年7月 1日 (金) 13時33分

皆様、反応が早いですね。情報ありがとうございます。たしかにtyさんのおっしゃるとおり、否決の可能性について「青天の霹靂」というわけではなさそうですね。ただ、否決されれば世間で話題になることは、おそらく承知されていたと思いますし、読みが甘かったのか。
ニフコさんのHP見たのですが、同日発送した「株主通信」に誤記があったということで、監査役名が訂正されていますね。これをみると、やはり読みが甘かったようにも思えるのですが。。。

しかし外国人保有比率4割・・・というのは脅威ですね。私もKazuさんと同じく、議案確定までの過程について関心があります。

投稿: toshi | 2011年7月 1日 (金) 13時56分

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