9月16日のセミナー二題(東京と大阪)のご紹介
本日手元に届きました旬刊商事法務最新号(9月5日号)の「スクランブル」にもありましたが、現在、金融審議会のインサイダー取引規制に関するワーキンググループにおいて、規制見直しに関する議論が進んでおります。スクランブル筆者のご意見(公法的規制に私法的規制の予期した効用が損なわれることへの疑問)にまったく同感であり、私自身もバブル期に作られたインサイダー規制を再度検証する必要があるのではないか・・・とも考えるところであります。しかし立法論はさておき、現実の社会では相変わらず、インサイダーリスクに関する話題は尽きないところでありまして、来る9月16日には、東証COMLECさん主催によるコンプライアンスフォーラムが大阪で開催され、今年はインサイダー規制に関する研修が中心となるそうであります。
先日、私がモデレータを務めさせていただいた大証主催のセミナーではパネラーとして参加されていた原弁護士(北浜法律事務所・外国法共同事業、元大阪証券取引所の社内弁護士)が、今回はモデレータとして仕切り役を務められるそうで(どうか頑張ってください)。講演、シンポとも、非常に興味をそそられるものであります。
そしてもうひとつ、旬刊商事法務関連でご紹介いたしますと、この9月5日号から1か月(3号)にわたって「取締役会の監督機能の強化(上・中・下)」を出稿されました大杉謙一教授(中央大学法科大学院)がモデレータを務められますBDTI(公益法人会社役員育成機構)主催のセミナーも、同じく9月16日、赤坂のトムソンロイターにおいて開催されます。今回の大杉先生の論文ともつながりが深いテーマでありますが「会社法の改正~いかにして企業ガバナンスを向上させるか~」というもの。
むむ!?野村教授、河西氏、田中教授、藤縄先生、とこちらも豪華な顔ぶれであり、法制審議会委員の方々、経産省の企業価値研究会、企業統治研究会のメンバーなどズラリ。(このメンバーでこの参加費用はかなり安いでんなぁ(^^; )。会社法制部会も、そろそろ一般からの意見募集の時期に差し掛かっているのではないか・・・とも思われますし、会社法改正の骨格が見え始めてくる時期ではないかと。以下は引用ですが、
具体的には、社外(独立)取締役の義務付けの是非、監査・監督委員会、内部統制システムの整備の仕方とその監査機関との連携のあり方などを題材として、日本経済を活性化するにはどのような法改正が必要なのか、上場企業は投資家とどのように向きあうのか、そもそも会社法の改正で企業の収益性は向上するのか、上場規則の改正では不十分なのか、などを活発に討論していただく予定です。これらの問題にご関心のある方のご来場をお待ちしています。
とのこと。(うーーん、参加したい。。。)おそらく人気のセミナーだとは思うのですが、ご紹介してもよい、とのことで当ブログでも広報させていただきました。
どちらも興味ある内容でして、また関係者の方々からご招待いただいたのでありますが、実は私自身も、当日は某金融機関において講演をさせていただく予定になっておりまして、参加できませんでした(。。;)当ブログをごひいきにしていただいている方であれば、かなり関心をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんので、ぜひ東京でも大阪でも結構ですので、また参加してみてはいかがでしょうか。また、こそっと当日の様子など、メールでもご報告いただけますと幸いでございます。<m(__)m>
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