会計界のAKB48からの熱いメッセージ
朝から日本内部統制研究学会年次大会に行ってきました。今年は平松一夫教授が実行委員長をされ、関西学院大学にて開催されました。今年は統一論題を「大震災後の内部統制環境の変革と展望」としておりますので、財務報告に係る内部統制だけでなく、もっと広い(たとえばリスク管理、BCP、クラウドによる事業継続性確保等)内部統制を考えるシンポとなりました。本日学んだことは、今後の実務に役立てていきたいと思っております。
さて、昼食後、青学の八田先生と中庭を歩いていたとき、
「山口さん、今度いい本が出るんですよ。我々会計専門家集団が震災復興特別出版として『会計専門家からのメッセージ』を出します。被災地域の復興に向けて、会計・監査の専門家が何ができるか、被災地を元気にするために出版するんです」
メインタイトルが「会計専門家からのメッセージ」、そしてサブタイトルとして「大震災からの復興と発展に向けて」とあります。(同文館出版 1,890円税込)
ずらり並べられた著名な会計専門家のお名前。おお、これは豪華!スゴイ!
「ねえ?すごいでしょ。」
帯をみると「緊急出版!ニッポンに元気を!」とあります。しかし、もっとすごいのは「48人による会計専門家集団(Accounting Knowledge Board)、いわば会計界のAKB48が、元気な日本への復活に向け、叡智を結集する!」とのこと。
「山口さん、なかなかいいコピーでしょ?出版記念シンポを東北大学でやろうと思ってるんですよ。やっぱり東北が元気にならなくっちゃ!ね?山口先生!」
(^◇^;)・・・・・・・・。
なるほど、会計界のAKB48か。。。。。うまいキャッチコピーやなあ。。。しかしホンマに偶然48人だったのでしょうか(笑)
最近では「カレログ」を知ったときの衝撃に次ぐ驚きでありました。
売上の一部が義捐金として寄付されるそうでして、9月12日ころ発売とのこと。内容はなかなか興味をそそるテーマなので、私ももちろん拝読させていただきます。
ニッポン、東北を元気にする心意気には熱いものを感じるのでありますが、会計専門家の皆様がまずは前を向いて元気になっていただければ、と(^^; Gimmyさん、再任されましたよね??(^^;(ちなみに、来年の年次大会は日大で開催される予定とのこと)
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コメント
いつも興味深くブログを拝読しております。私も「内部統制研究学会年次大会」に参加してまいりました。(そもそも本大会の開催を知ったのも、このブログで山口さんが紹介してくださったからです)。いずれの報告・講演も興味深いものでしたが、とりわけ午前中の第二会場でのふたつの報告「中国企業の内部統制とその課題」「中堅中小上場企業における有効性と効率性の両立した内部統制」に「はっ」っとさせられました。更には後者「中堅中小~」の株式会社ニイタカ 雑賀さんの発表に対する山口さんのご質問(雑賀さんという稀有な人材に大きく依存していることこそが大きなリスクでは?)にも「はっ」っとさせられました。
投稿: tetsu-kubo | 2011年9月 6日 (火) 09時30分
tetsu-kuboさん、ご参加ありがとうございました。雑賀さんのこの5年ほどの取組みはおそらく多くの会社にとって参考になるものと思います。そろそろ内部統制報告制度も第二ステージに突入してきたものと考えておりますし、どこも効率化に向けた取り組みに思い悩んでおられるのではないでしょうか。
私自身も、もう少し広い視点で、中小上場会社向けの構築支援について考えていきたいと思っています。(王さんの中国の内部統制もけっこうおもしろかったですよね)
投稿: toshi | 2011年9月 8日 (木) 00時45分