ゲオ社の社外調査委員会報告書と同社のガバナンス
本日(12月16日)は、あの「金融庁のLEON風ちょい○オヤジ」こと某S審議官兼PCAAOB事務局長を大阪弁護士会にお迎えして、金融検査と弁護士の役割について熱く語っていただきました。たいへんな時期に、よく大阪まで来ていただきまして、責任者として御礼申し上げます。<m(__)m>
審議官の講演をお聞きになられた方ならおわかりのとおり、本当に当会弁護士の皆様にもウケていました。不良弁護士、不良会計士の話もさることながら、とりわけ金商法と会社法にまたがる重要な問題をふたつほど、レジメではなく、ホワイトボードでご説明いただいた内容が新鮮かつ一番有意義でありました。私がZAITEN誌や当ブログで疑問を呈していたある問題についても、「金融庁の一石三鳥の原則」によって解決が図られるとのことで、なるほど、金融庁の「証券市場の健全性確保に向けた熱意」が予想以上・・・との印象を抱きました(すいません、あまり具体的な内容はちょっと書けませんので、またお会いした方々にコソっと。。。)
さて、今年中に出るのだろうか・・・・・と少し不安に思っておりましたゲオ社の(不正解明のための)社外調査委員会報告書ですが、本日(16日)ついにリリースされました。(当社および当社元関係会社における調査結果のご報告)これもオリンパスに負けず劣らずの分厚い内容で、読み応えのある報告書です。(委員の顔ぶれから、またずいぶんとお金がかかってるのだろうな・・・・と)まだ読んでおりませんが、ぜひじっくりと読ませていただきたいと思います。
そしてゲオ社にとって興味深いのは、先日の株主総会で大幅に役員陣が変更し、社外取締役が過半数を占めるに至った同社取締役会が、この報告書を受け止めてどのような対応をとるか・・・ということであります。10月末にも突然の社長交代劇があり(朝日新聞ニュースはこちら)、なにかと不透明な動きがありますが、本当に経営体制が安定するのかどうか、この後の対応に注目してみたいところです。まだ全く読めておりませんので、備忘録程度で失礼いたします。
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