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2011年12月31日 (土)

オリンパスの法人としての刑事責任と上場廃止

(31日午後 追記あり)

すっかり年末の温泉でくつろいでおりましたところ、30日夕方のNHKニュースを知って、ちょっと驚いております。

オリンパスの件について、経営執行部の三名の方々以外にも、実際には財務担当社員らが損失隠しスキームに関与していたことが特捜部の捜査で明らかとなったようであります。地検はこのことから、オリンパスの今回の件については「組織ぐるみ」と判断し、法人としてのオリンパスの刑事責任を追及することの検討を始めた、とのこと。

いままで私はオリンパスの上場廃止はされないだろう、との方向性で考えておりましたが、その根拠は(法人としてのオリンパスの責任について)課徴金で済むと思われること、異論はあるでしょうけど、組織ぐるみとは認定できないことを念頭に置いていたからです。しかし、かりに上記ニュースの通りだとしますと、「組織ぐるみ」ということに対して反論ができないことになりそうで、ちょっと上場問題に暗雲が漂うことになるのではないか、と若干の危惧をいだいております。

この点は年末年始の時期ではありますが、他のマスコミからの情報も知りたいところです。

31日追記
読売新聞ニュースによりますと、特捜部は米国との捜査共助を検討してるとか。特捜部はまだ幕引きを決めているわけではなさそうに思われます。まだまだ事件の大きさが把握できないですね。来年の動きもちょっと目が離せないですし、今の時点で「オリンパス事件とは」などと締めくくれないまま年を越すことになりました。

12月 31, 2011 商事系 |

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コメント

あけまして、おめでとうございます。

予想通り、上場維持のようですよ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind&k=2012010900053

投稿: 迷える会計士 | 2012年1月 9日 (月) 11時56分

つまるとこと、東証の上場廃止を“免れる基準”は、
1.一定の規模を有すること
2.債務超過でないこと
を満たすことなのでしょうか

歴代の代表取締役に監査役までが直接関わり、
不正発覚後の新任の代表取締役まで責任を追及されるに至って、
上場が維持されることが不思議でなりません。

ウッドフォード氏絡み及び事件発覚直後の一連の適時開示も、
結果としては不正確なものであったと看做しえるのではないでしょうか。

明確と言えば明確な基準ですが、
欧米その他の先進国における上場維持の基準と合致しないと思われますが、いかがでしょうか。

投稿: 博多ぽんこつラーメン | 2012年1月 9日 (月) 21時11分

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