関経連後援CSRセミナー「企業不祥事における実務対応」のご案内
(2月15日追記 下記セミナーの募集は終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。)
本日は関経連会員団体に所属しておられる皆様へのお知らせでございます。日本CSR普及協会近畿支部主催・関西経済連合会後援によります「CSRセミナー・企業不祥事における実務対応」が、来る2月29日(水)午後3時より6時まで大阪弁護士会館2階ホールにて開催されます(参加費は無料)。開催の趣旨は(チラシからの引用ですが)以下のとおりです。
昨年は著名企業の不祥事が続き、企業内部におけるコンプライアンスの難しさを痛感させました。他方、企業不祥事が後を絶たない中、企業不祥事に対する社会の目は、ますます厳しいものとなっています。そこで、企業の社会的責任(CSR)の観点から、企業不祥事を生じさせない体制づくり、企業不祥事が生じた場合の実務対応、再発防止策等について、企業の立場から、又企業不祥事に様々な立場で関与する弁護士の立場から、それぞれ検討を行いたいと思います。
セミナー第1部は木曽裕弁護士(東京第一弁護士会)による基調講演、そして第2部は「企業不祥事における実務対応」と題するシンポでして、弁護士の上谷氏(兵庫県弁護士会)、木曽氏、米田氏(大阪弁護士会)、そして日本ハム執行役員の宮地氏にご登壇いただき、私がコーディネーターを務める、というものです。弁護士は、いずれも企業の危機対応や不正調査に精通しておられる方ばかりであり、また日本ハムの宮地氏は、2002年の国産牛偽装事件のときには広報責任者として、そして当ブログでもとりあげました2010年の「日本ハム中元商品詰め替え事件」のときには、危機対応の責任者として前面で陣頭指揮を執られた方です。今回のシンポでも、具体的な食品事故発生をモデル事案に、初動対応、社内における事実調査、公表の要否、行政対応、マスコミ対応に分けて、企業自身が社会的責任を尽くすためにいかに行動すべきか、という視点から検討を行う、というものです。
コーディネーター本人が申し上げるのもナンですが、この企画は必見です。本業として企業不祥事対応の実務経験豊富な上谷弁護士、木曽弁護士、米田弁護士からポイントを指摘していただくだけでなく、宮地氏から、「日ハムは具体的にどのように行動したか」を(もちろん社内秘密は無理ですが)お聞きしていきます。また、あの「船場吉兆事件」では記者会見の際、常に「おかみさん」の横におられた米田弁護士に、船場吉兆事件を振り返って「高級料亭の何が問題だったのか?」「どこにマスコミや行政を本気にさせる要因があったのか?」を解説していただきます。さらに米田弁護士は、あの「ダスキン事件」の際、ダスキンの社外監査役として社内調査報告書をまとめあげたにもかかわらず、株主代表訴訟大阪高裁判決では、被告として厳しく法的責任を問われました。10年の時を経て、あのダスキンの取締役会(平成14年)では何が語られたのか、どうして不祥事を公表できなかったのか、ダスキン事件の本当の問題点はどこにあったのか(弁護士および社外監査役としての守秘義務に反しない範囲で)赤裸々に語っていただく予定にしております。
実務家でも意見が分かれるような論点にも、思い切ってツッコミを入れてみたいと思っております。このメンバーとこの企画でおもしろくなければ、その責任はすべてコーディネーターにあるといっても過言ではありません。企業の役員の方にも、また管理部門の方にも、参考になるお話とすべく、打ち合わせを重ねております。現在までのところ弁護士、企業担当者の方併せて130名ほどの申込みがございますが、まだまだお申込みを受け付けております。どうか是非、2月29日は大阪弁護士会館へ足をお運びいただきますよう、お願い申し上げます(上記リンクからお申込みください。なお、セミナー参加費は無料ですが、6時からの懇親会のご参加には別途参加費用がかかりますのでご注意ください)
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