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2012年4月27日 (金)

深夜の日経ニュースは蜜の味?(アコーディアゴルフの乱)

(27日午後 追記あり)

午前0時を過ぎたころの「ベタ記事日経ニュース」には、ときどき美味しい蜜の香りのするものがございます。その日経さんの深夜ニュースが、数日前にエントリーいたしましたアコーディアゴルフの件を報じております。同社の大株主さんが、反乱を起こした専務さんと組んで、6月の定時株主総会にて、8名もの独自の取締役選任に関する株主提案権を行使し、会社側提案にはすべて反対を表明することが判明、とのこと。同記事では提案権を行使した大株主さんの親会社の名前も報じられており、いよいよ「ただならぬ雰囲気」が漂ってきております。この内紛、主人公は社長さんなのか、それとも専務さんなのでしょうか?それとも・・・・?

この「ただならぬ雰囲気」は、昨年当ブログでも展開を追っておりましたゲオさんの事例に似ているようですが、ひょっとすると、もっと壮大なスケールなのかもしれません。たしか社外取締役さん方で構成される社内調査委員会は(まちがっておりましたら訂正いたしますが)社内不正を独立公正な立場で粛々と調査を行う予定ではなかったかと思いますが、では専務さんが「コンプライアンス違反」と主張しておられる「社長の不適切な行動」の真偽はだれが調査するのでしょうか?

と思いつつ、本日(26日)付けのリリースを読んだところ、上記社外取締役さん方の「特別コンプライアンス委員会」は大手法律事務所に在籍する弁護士とフォレンジックサービスに調査協力を依頼しました、とのこと。しかしこれとは別に、監査役会も、企業法務で著名な法律事務所を独自に選定して、これまたフォレンジックサービス会社とともに独自の調査を依頼しているとのこと。つまり、この監査役会独自の調査が社長の疑惑を調査する、ということになるのでしょうか?(おお、まさにゲオ社の事例に似ているような気がしてまいりました。)ますます興味が湧いてまいります。

これだけ(外形上は)コーポレートガバナンスがしっかりしている企業において、どうしてこれだけ歯車がかみ合わなくなってしまったのか、今後の展開に注目しておきたいと思います。

(追記)

本日(4月27日)、たくさんの決算発表の開示情報にまぎれるかのように、午前11時30分に同社より適時開示があります。なかなかスゴイ・・・。一個人株主さん、情報ありがとうございました。

株式会社オリンピアを含む当社一部株主からの株主提案権行使に関する書面の受領及び受領に至る経緯について

4月 27, 2012 未完成にひとしいエントリー記事 |

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コメント

 昭文社やら、ストリームやら、ベリテやら、他にもきょうみをそそられ、また、背後関係が気になるリリースがありました。
 適宜、取り上げて頂ければ幸いです。

投稿: Kazu | 2012年4月27日 (金) 20時27分

登場人物の整理:参考まで

業界動向というサイトによるとゴルフ場運営会社1位アコーディアゴルフ 売上シェア35.4% 2位PGM33.4% 完全なライバル会社

以下ウィキペディア、四季報参照しました。(敬称略)

 アコーディアゴルフ 
株式会社アコーディア・ゴルフ(Accordia Golf Co., Ltd.)は、日本各地のゴルフ場の所有・運営を事業とするリゾート企業である。2002年にアメリカの投資銀行 ゴールドマン・サックスの不動産投資ファンド傘下に入り、それ以降、バブル崩壊により経営難に陥った日本各地の会員制ゴルフクラブのスポンサーとなり次々と買収。2011年1月にゴールドマン・サックスとの資本提携を解消した。(売り出しにより売却)
株主 4位(信託口除く1位)石原昌幸3%、10位(信託口、ファンド除く2位)オリンピア1.8%

オリンピア 平和100%出資子会社
石原昌幸 平和の実質オーナー

 PGM
PGMホールディングス株式会社(ピージーエムホールディングス)は、日本のゴルフ場運営会社の株式を保有する持株会社である。はじめは2002年(平成14年)に倒産した不動産会社・地産のゴルフ事業の再建過程でアメリカの投資会社・ローンスターによって設立され、2011年(平成23年)12月以降はパチンコ会社・平和が所有者となっている

株主 1位平和80.4%

社長神田有宏 ゴールドマンサックス出身 昨年5月アコーディゴルフ取締役退任、今年1月PGM社長就任


今回のアコーディアゴルフに対する株主提案はオリンピア他で提案していて、石原氏は参加していません。なにか意味があるのでしょうか?

投稿: 一個人株主 | 2012年4月27日 (金) 21時04分

東洋経済5/12号によれば、アコーディアゴルフとPGMの経営統合をめぐる同社内の路線対立が背景にあるようですね。

さらに、アコーディアゴルフが民事再生のスポンサーとなっている太平洋クラブの再生計画にも影響しそうです。太平洋クラブの会員は、アコーディアゴルフがスポンサーとなることに反対しており、「太平洋クラブ会員の権利を守る会」が設立されています。
http://taiheiyomamoru.blog.fc2.com/

太平洋クラブの民事再生をめぐる東洋経済の記事はこちら。
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/626ad79b12160e3599650f5fb6da590b/

投稿: 迷える会計士 | 2012年5月 7日 (月) 23時18分

アコーディアゴルフ株主委員会のHPが開設され、平和がアコー社のリリースに対して反論のリリースを発表しました。
すごい状態でどちらが正しいのやら?
役員も有名人を提案しています。
株価を上げてくれればいいのですが、PGMと経営統合となるとかいたたかれるのでは

HP:http://accordia-shareholders.jp/

投稿: 一個人株主 | 2012年5月 8日 (火) 13時55分

特別コンプライアンス委員会の調査報告書がでてきました。
社長、専務、子会社社長が相当なコンプライアンス上の問題があったようです。
今後どう展開するのでしょうか?少なくとも上記3人は再任不可でしょう。
そこでお教えください。
3人は刑事上の問題はないのでしょうか?どう思われますか?
刑事上問題がある場合株主も告訴できるのでしょうか?

民事的には株主代表訴訟は起こせそうですが、だれかおこさないかな?

HP:http://www.accordiagolf.co.jp/index.php

投稿: 一個人株主 | 2012年5月 9日 (水) 22時39分

他のスレにも書きましたが、こちらが本筋ですのでこちらにもUPします。

アコーディアの件、会社のコンプライアンス委員会の回答後アコーディアゴルフ株主委員会側が4通のリリースを発表しています。
http://accordia-shareholders.jp/
素人には何がなんやらわかりません。
ただ、社長があれだけのコンプライアンス違反をしていていまだに社長で決算発表しているのは納得いきません。
また、平和側も投資家としてはIPOして(もちろん平和がしたのではありませんが)株価低迷後MBO、TOB、合併など上場廃止にもっていたてるのは納得いきません。
アコーディアはゴールドマンサックスが設立しIPO後も大株主でいたのですが、昨年1月GSが約50%の株式を売り出ししました。新株発行での売り出しでないが、もちろん需給悪化するので株価は暴落しました。その後の震災でまた暴落。平和(PGM)としては十分安くなったので、買収したいとおもった。その上社長のスキャンダルがあるのでそれを利用しようとなったのではないでしょうか?
TOSHIさんはコンプライアンスの点よりこの問題を注目されていますが、私は個人株主の強制排除されることにコンプライアンス問題を利用せれるのは納得いきません。

どちらにしろお忙しいとは思いますが、アコーディアの件のUPお待ちしています。

投稿: 一個人株主 | 2012年5月12日 (土) 18時37分

訂正

”TOSHIさんはコンプライアンスの点よりこの問題を注目されていますが、私は個人株主の強制排除されることにコンプライアンス問題を利用せれるのは納得いきません。”

TOSHIさんはコンプライアンスの点を注目されていますが、私はコンプライアンス問題よりこの問題すなわち個人株主の強制排除されることにコンプライアンス問題を利用せれるのは納得いきません。

全く逆になり申し訳ありません。その上文章もへたですいません。

ようは買収を計画しているものや関係者が悪評をだし株価をさげそれを買収に利用する行為は問題ないのかと思っています。

投稿: 一個人株主 | 2012年5月13日 (日) 12時16分

なかなかアコーディアの件、ブログで続編を書けず、申し訳ございません。東洋経済の伊藤さんの記事も、14日からWEB上で閲覧できるようになりましたね。そろそろ世間での認知度も上がってくるのではないかと。株主委員会のHP等も参考にしながら、少し意見をまとめてみたいと思います。この件、今年の株主総会の目玉になりそうですね。

投稿: toshi | 2012年5月14日 (月) 01時42分

東洋経済の記事読みました。
神田氏がアコーディアにいる時代からこの問題が始まっていたのですね。
裏がいろいろわかりました。

ただ、GS出身の神田氏がGSの所有のアコーディア株の売り先を見つけるのはわかるが、PGMとの統合を反対されローンスターの所有のPGMの売り先を見つないといけなくなる理由がわからない。(以下の記事)
”ローンスターから代わりの買い手を求められ、窮地に追い込まれた神田氏が最終的に頼ったのが平和。オリンピアは06年にアコーディアが新規公開したときからの株主。神田氏は機関投資家への売り出しを担当していた。当時オリンピアオーナーで07年に平和のオーナーになる石原氏と面識があってもおかしくない。”

社長のポストなのかお金なのか?アコーデイア取締役時代から動いていたら問題にはならないのだろうか

投稿: 一個人株主 | 2012年5月14日 (月) 17時47分

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