スタートアップエンジン2013で講演いたします(お知らせ)
昨年来、当ブログエントリー「医薬品登録販売者の虚偽証明は西友だけなのだろうか?」でも注目しておりました医薬品販売登録者制度の不正受検問題につきまして、厚労省が中間報告を出しています。現時点まで判明した不正受検関与事業者は(当初判明していたのは2社でしたが)31社ということですから、予想通り全国で多くの事業者が不正受検に関与していた、ということであります。そうでもないと、このようなとんでもない不正を一般事業者が行うことはありえないと思いますし、おそらく違法性が「みんなで渡れば」ということで希薄化していったものと予想いたします。ただ31社というのはまだまだ少ないものであり、今後は都道府県の調査によって更に増えていくはずであります(読売新聞ニュースでも、今後増える見込みとあります)。なお、最初の2社とは異なり、「駆け込み報告」で社名が公表されない事業者はかなりラッキーですね。
さて、またまたお知らせでございます。起業支援を目的としたイベント「スタートアップエンジン2013」が今年も5月に開催されます。今年で3回目となり、年々盛り上がりを増しているイベントでございますが、どういうわけか私に講演の依頼がございまして、起業やIPO(新規上場)を志しておられる経営者(もしくはそのタマゴ)の方々や起業支援をされていらっしゃる方々の前でお話をさせていただくことになりました。
日時は5月17日(金)午後1時半から5時半まで。場所は大阪国際会議場10階です。参加のお申し込みや詳しい内容はこちらのスタートアップエンジン2013開催のページをご覧くださいませ。
上記ページをご覧の通り、私以外の講演者の方々は、まさにビジネスの世界で数々の功績を上げてこられた方なので、おそらく多くの方がお越しになるのではないかと想像いたします。私はといいますと、IPO支援団体の副代表を務めさせていただいているものの、本業では専ら上場会社や上場予備軍の会社の「暗部」ばかり見てきた立場なので、これから起業、起業支援される方々のお気持ちに水を差すことになってしまうのではないかと一抹の不安を覚えるところです。
ただ、リスク管理というのは、経営判断の方向性を正すものですし、また平時にきちんと意識をしておけば、有事になっても適宜軌道修正のチャンスに恵まれる、という結果を招いてくれるものであります。どこの企業にも不祥事の芽があるわけですから、その芽を実らせてしまう(不祥事に発展させてしまう)土壌を肥やさないためにも、どのような心がけが経営者に必要なのか、私が経験した具体例を交えてお話させていただくつもりです(題して「法の世界からみた上場会社の悲喜こもごも」)。
ひょっとすると、企業支援をされる方々にとっては「嫌な話をするなぁ」と顔をしかめたくなるような内容になるかもしれませんが、そのあたりは関西のノリでご容赦ください。最終的には関係者すべてがハッピーになるような起業・上場こそ大切だと思います。若干参加費用がかかりますが、どうか大阪国際会議場までお越しいただきますよう、お願いいたします。
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