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2013年7月30日 (火)

不正会計に立ち向かう-ACFE JAPAN カンファレンスのお知らせ

週末のドラマといえばTBS日曜ドラマ「半沢直樹」が世間の話題になっていますね。昨日(日曜日)は、なんとサッカーの日韓戦をぶっちぎって視聴率20%超え、だそうです(スゴイですね)。私はといいますと、「半沢」と同じ池井戸潤氏原作のNHK「七つの会議」のほうを毎回楽しみにしています。ドラマはいよいよ佳境に入ってきましたが、あれだけ「不正はいけない」と叫んでいた主人公の営業課長が、会社のため、社員のため、社長のために先頭を切って隠ぺいを主導し、親会社の監査を機転を利かせて煙に巻いてしまう、というのは本当にリアルです。ほんと、ホワイトカラーの不正は、まじめな社員ほど走り出したら止まらないものになってしまうことを痛感します。

さて、ホワイトカラーによる組織不正といいますと、今年も10月に私が理事を務めておりますACFE JAPANの年次カンファレンス(第4回)が開催されます(正式なチラシはこちらでございます)。昨年はオリンパスの元社長マイケル・ウッドフォード氏を迎え、たいへんな盛り上がりでしたが、今年も昨年に負けないスピーカーをお招きすることになりました。日時は2013年10月18日(金)午後1時より、場所は東京神田駿河台にありますソラシティカンファレンスセンタです。上記チラシより正式にお申込みいただけます(一般15,000円、会員10,000円)。会場の関係がございますので、できるだけお早目にお申込みいただけますと幸いです。

今年のスピーカーの方をご紹介いたしますと、おひとりは、「粉飾の論理」「兜町コンフィデンシャル」など、会計不正事件、ハコ企業モノ事件に焦点を当てて、市場の健全性を維持するためには何が必要なのかを世に問うジャーナリストの高橋篤史さんです。私は高橋さんのご著書の大ファンでして、上記2冊はことあるごとに読み返しては粉飾事件を頭で整理するための参考にさせていただいています。この分野では第一人者でいらっしゃる高橋氏をカンファレンスにお招きし、高い志をもって株式を上場させた企業が、なにゆえ真面目な社員を巻き込んで粉飾企業になってしまうのか、多くの実例を検証してきた高橋氏ならではの視点で語っていただく予定です。

そしてもうおひとりは、あのAIJの浅川社長の懐刀(ふところがたな)として、AIJを支えてきた九条清隆さん(元AIJ企画部長)です。ご承知のとおり、九条氏は「AIJ事件の深き闇」の著者であり、証券会社で長年デリバティブ運用のプロとして活躍されてきた方です。証券市場のプロであるにもかかわらず、なにゆえAIJの暴走を止めることができなかったのか、どうすればもっと早く被害を食い止めることができたのか、年金基金のガバナンス問題も含め、事件の深層を(可能な限り)お話いただく予定です。もちろん九条氏に鋭く切り込んでいただくのは八田進二教授です。

第2部のほうでは、第三者委員会委員として何度も不正調査に関与されている木曽弁護士、小川真人会計士、宇澤亜弓会計士と私の4名で、「CFE資格が専門職にもたらすもの」と題して、日ごろの不正調査の実務から、CFEとしてのスキルが実務にどのように役立つのか、シンポジウム形式にて語り合います。モデレーターは理事長の濱田真樹人教授が今年も務めます。まさに会計士と弁護士の「分かり合えないミゾ」が明らかにされれば楽しい企画になるのではないかと考えています。昨年は私が少々しゃべりすぎてひんしゅくを買いましたので(笑)、今年はできるだけおとなしく控えめに登壇するつもりです。どうか多数の方々のご参加をお待ちしています。

7月 30, 2013 未完成にひとしいエントリー記事 |

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