« 企業のリスクマネジメントを予算に結び付けるために必要なもの | トップページ | JR北海道に対する監督命令は国の責任にも光を当てるのか? »

2014年1月20日 (月)

東証・上場会社セミナー「会計不正のリスクとガバナンス~法律と会計からの実務対応~」

大阪もめっきり冷え込んで厳しい寒さとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、本日は東証セミナー(上場会社役員向け)のお知らせでございます。上場会社の代表者、コンプライアンス担当役員、監査役、コンプライアンス担当の管理職の方に向けての会計不正リスクへの対応に関する講演をさせていただくことになりました。先週17日より、東証のHPにてリリースされております。2月19日は渋谷公会堂、3月4日は大阪銀行協会となっています。

講演をご一緒させていただくのは、ご存じ(?)「粉飾ハンター」の異名をとる宇澤亜弓会計士(女性の方ではございません)です。最近2冊目のご著書「財務諸表監査における不正対応」(清文社 宇澤亜弓著 3,600円消費税別)を出版され、財務諸表監査は(とりわけ)経営者不正に対して有効である、ということを「職業的懐疑心」の中身に鋭くツッコミながら力説をされていることが一部で話題になっております。申すまでもなく、12年間にわたり粉飾を摘発する側で活躍をされ、現在は会計不正事件の第三者委員としても活躍中の宇澤先生のお話はたいへん関心のあるところです。私と宇澤先生はACFE(日本公認不正検査士協会)の理事仲間ということで、宇澤先生のお話をお聴きする機会もありますが、やはり粉飾を摘発する側の論理(言い分?)というものを聴くことはたいへん勉強になります。

さて、私はといいますと 「『気がつけば我が社も粉飾企業』と後悔しないための経営者の知恵」、という意味深けなテーマでございます。経営者向け、ということで、経営者がどのように投資家、監査人と向き合うことがリーガルリスクを低減させるのか、という点を具体的な事例や、私の関与事例などを参考にしながら(守秘義務に気をつけながら)解説させていただきます(「期待ギャップ」という言葉は、監査制度に関する投資家・株主と監査人との認識のズレを言い表すものですが、経営者にも制度会計や監査に関する誤解があるのではないか、この誤解を解く必要があるのではないか、と感じているところです)。

忙しい経営者はほとんどのビジネス案件を社内の「暗黙知」で処理したいのです。とくに日本の役員会、執行役員会議では、この暗黙知(非言語領域にある経験知)をもって処理できるからこそスピード経営が可能だと思います。ただ、ディスクロージャーやIR・SR活動は暗黙知では通用しません。対外的に求められる合理的・論理的な経営判断をどう「暗黙知」と調和させるか・・・、そのあたりが「気が付いたら粉飾企業になっちゃった」と後悔しないために検討しなければならないところかと思っております。1時間15分という、私にとっては短距離競争の時間なので、本当に要点のみに絞ってお話をしたいと思います。参加資格が決まっているので、どなた様も・・・とは言えませんが、ぜひともご担当の方々にご紹介いただけますと幸いです<m(__)m>

1月 20, 2014 未完成にひとしいエントリー記事 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104680/58975530

この記事へのトラックバック一覧です: 東証・上場会社セミナー「会計不正のリスクとガバナンス~法律と会計からの実務対応~」:

コメント

宇澤亜弓先生の著作は、財務諸表監査に関与する会計監査人たる公認会計士に対する意識改革を強く主張する内容でした。会計士の方々には「当然だ」という方から「衝撃作」という方まで(それぞれがお持ちの「意識」に基づいた)幅広な意見があるのではないかと推察しております。会計士の方向けに書かれている内容と思いますが、「職業的懐疑心をどう考えるか」という点では監査部門や会計部門の担当者にも示唆を与える著作だと思います(今後の会計士の視点を知っておくという意味でも有益かと)。

そんな粉飾ハンター・宇澤先生と企業価値と法の旗手・山口先生の講演が一日にして拝聴できるという東証セミナーはなんとも経済合理性が高いと申しますか、期待ギャップが生じえない(←期待通りもしくは期待を超える)セミナーかと(勝手に)思っております。惜しむべくは「上場会社の代表者、コンプライアンス担当役員、監査役、コンプライアンス担当の管理職の方 等」と対象が限定されていることです。小生対象者に該当せず、セミナー日までに上場企業の管理職に転職成功の暁にはぜひとも参加したいと思っております。

投稿: 会計利樹 | 2014年1月22日 (水) 20時47分

コメントを書く