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2014年8月29日 (金)

日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークの理事に就任いたしました(お知らせ)

今週号の日経ビジネスの特集は「戦う取締役会-プロ経営者を育てる『社外の目』」、ということで、(会社法改正等について若干誤記があるものの)コーポレートガバナンスへの関心の高さが窺われるものでした。もはや「社外取締役を入れるかどうか」ではなく「社外取締役をどう機能させるか」に議論が移っています。連日、生命保険各社による「株主エンゲージメント方針」や議決権行使結果が公表され、スチュワードシップコードの実践も本格化してくるのでしょうね。

さて、本日はお知らせです。8月27日、特定非営利活動法人日本コーポレートガバナンスネットワークの第11回通常総会が開催されまして、(自民党の塩崎先生の基調講演の後)当職が新任理事として選出され、これをお請けいたしました。当ネットワークの前身である社外取締役ネットワークの時代から約9年ほどお世話になっておりましたが、今度は微力ながら日本企業のガバナンス向上のためにお役に立てるよう尽力したいと思っています。

ちなみに今週月曜日には、日本CSR普及協会近畿支部主催の研究会にて、森本滋先生(京都大学名誉教授、日本取引所グループ社外取締役)から、社外取締役制度(具体的には「非業務執行役員たる社外取締役と業務執行関与のグレーゾーン」について貴重なご意見をいただき、疑問点がひとつ解消されました。企業価値を向上させるための社外取締役の関与の在り方については、まだまだたくさんの疑問点がありますが、自身の経験や有識者の方から得た知見等をもとに、私なりに考えがまとまったところから、(本当に拙い意見にすぎませんが)またブログ等で明らかにしていく予定です。

201409r
もうひとつお知らせです。月刊金融ジャーナルの9月号は監査役特集「監査役の潜在力」というものでして、私も他業種の監査役実務の現状の紹介を、主に金融業界の方々に向けて書かせていただきました。現役監査役の方にはやや物足りない(といいますが、いつもブログで述べているようなことが内容です)かもしれませんが、監査役制度に詳しい他の執筆者の方々のご論稿もたくさん掲載されておりますので、ご興味がございましたら、ご一読のほど宜しくお願いいたします。

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