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2016年2月25日 (木)

「上場会社における不祥事対応のプリンシプル正式版」が確定

すでにご承知の方もいらっしゃるかとは思いますが、2月24日付で日本取引所HPにて、「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」の正式版が公表されました(正式版はこちらです)。パブコメに対する取引所の考え方もかなり詳細に開示されています(素案からの修正箇所も何点があります)ので、プリンシプル本文だけでなく、こちらも参考にされてはいかがでしょうか。ちなみにグループ会社における不祥事に対する親会社としての対応、という意味も明確になっています。企業不祥事を体験された(?)役員の方はご承知のとおり、情報開示という点からは、有事には東証さんからたくさんの質問が届きます。その質問への回答・・・といった場面でもこのプリンシプルは要注意ではないかな・・・と個人的には考えています。

そういったことも含みながら、本日(2月25日)、日本取引所主催による上場会社セミナー「『形だけ』に終わらないコーポレートガバナンス」(午後2時より ティアラこうとう)で講演をさせていただきますが、もちろんこのプリンシプルに関するお話も盛り込んでおります。対象は東証上場会社代表者、コンプライアンス担当役員、監査役向け、ということですが、800名近い方の前でお話するのは久しぶりなので、意外と緊張しております(^^;ちなみに大阪は3月3日、国際会議場でございます。

東京商工リサーチさんによる調査結果などもありますので、やはり上場会社の会計不正への対応が中心になります。ただ近時の会計不祥事をご紹介して「後出しじゃんけん」のような話をしても有益とは思えません。なので、ここ2年ほど、私自身が本業として体験した成功例や失敗例をもとに「企業が自浄作用を発揮する」ことの具体的なイメージを共有できればと考えております。まさにコーポレートガバナンスは仕組みや形を議論する時代から運用や取組みの是非を議論する時代へと変遷していくのでしょうね。

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