コシダカHDさん、深夜の開示でコソっと言い訳(^^;
別の話題を書こうと思っておりましたが、13日午後11時すぎにコシダカHDさんのリリースが出たので、予定を変更して昨日のエントリーの続きを記しておきたいと思います。会計監査人から監査報告書を受領できないコシダカさん、定時株主総会の議案について「一部取下げ」だそうです。具体的には「会計監査人選任議案の取下げ」とのこと。
同社の会計監査人について、新日本監査法人さんの後任予定だった仰星監査法人さんが「あんたとはやってられまへんわ」ということで後任辞退を申し出されたそうです(笑)。一連のリリースは、おそらく適時開示違反ということで東証さんの指導があったものと推測いたします。まさか東証1部の上場会社が「監査難民」になることは考えにくいので、今後どこの監査法人さんが後任になるのか、興味が湧きますね。
定時株主総会のほうは、コメント欄でTYさんが詳細に解説されておられるように、招集通知は監査報告書、監査報告の空白をそのままにしておいて、監査報告書を受領次第、修正(補てん)ということでやってしまう、ということでしょうかね?そのあたり、会社法に詳しい方のご意見なども拝聴してみたいところです。ともかくリリースにもあるように、コシダカHDさんの内部統制にはかなりの問題がありそうで、まだまだ監査等委員の皆様のご苦労は続くように思います。
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コメント
山口先生の探査力には恐れ入ります。ここに掲載されると、こっそりどころか著名事件になってしまいますから、大変ですよね。
この会社の扱いの法的効果については、ゆっくり検討したいです。
投稿: KAZU | 2017年11月14日 (火) 12時41分