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2018年6月14日 (木)

大阪大学ベンチャーキャピタル社の監査役を退任いたしました。

私事ではございますが、2014年8月の設立準備手続開始以来、丸4年ほど務めてまいりました大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社の監査役(社外)を、本日の定時株主総会終了をもって退任(任期満了)いたしました。

VCの役職員の皆様、株主である阪大の総長以下理事、監事の皆様、産学連携本部関係者の皆様にはたいへんお世話になりました。客観的に見て、大学発ベンチャー4社(東大、京大、阪大、東北大)のなかでは当初から先陣を切っており、今年は投資案件初の上場会社も誕生しましたので、「ガバナンス構築支援という立場の監査役としては一区切りかな・・・」と思いまして退任を決意いたしました。再任を見込んでいた社長も、最初は困惑しておられましたが、なんとか理解していただけました。

株主総会の後、送別会をもうけていただきまして、社長および社外取締役4名の皆様から労いの言葉をかけていただいて、たいへん嬉しかったです。よくよく考えますと、監査役でもやらないかぎりはNTTドコモの元社長、りそな銀行元社長、サントリー元副社長、早稲田大学教授、といった(個性豊かな?)社外取締役の皆様と仕事を御一緒できるような機会はないわけでして、いろいろありましたが(笑)、たいへん有益な時間を過ごさせていただきました。ほんの少しですが、出身大学のために貢献できたとすれば望外の幸せでございます。

僭越な物言いになりますが、私の後任は日銀ご出身、証券取引所の元取締役でもいらっしゃる方なので、投資案件がますます増えるVCの活動を、ファイナンスの経験豊富な方の視点で監査していただけるものと期待をしております。私はまた阪大VCを応援するひとりのファンとして、日本のベンチャー企業興隆に向けた業績を見守りたいと思います。

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