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2019年2月 1日 (金)

当職が委員長を務める第三者委員会報告書が開示されました

昨年末から調査を続けておりました日住サービス社(東証2部)の会計不正事件につきまして、当職が委員長を務めております第三者委員会は本日、報告書を会社に提出し、31日午後4時に全文が開示されました(東証適時開示はこちらです)。調査にご協力いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。とりわけハードなスケジュールの中、精力的にフォレンジックス調査に尽力いただいたデロイトトーマツ・ファイナンシャルアドバイザリーの皆様には、この場を借りて感謝申し上げます。

「件外調査」の重要性をあらためて認識したものであり、また組織の構造的欠陥について「根本原因」まで遡って解明することの難しさも痛感いたしました。会計監査人と監査役との連携と協調に光をあてて、監査役監査や取締役会の監督機能の発揮場面を詳述する報告書というのも珍しいかもしれません。ぜひコーポレートガバナンスにご興味のある方はご一読いただければ幸いです。ちなみに厚労省の不適切統計で話題となっているような「忖度」は一切ございません。

委員会活動も本日でとりあえず終了しましたので、また「普通の忙しさ」に戻れそうです。ブログも来週から再開しようと思っております。

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コメント

適時開示後、速やかに拝読しました。目配りの効いた、安定感のある報告書で、ご苦心のほどがうかがわれます。とりわけ、常勤監査役さんのご活躍は、ドラマを見ているようで感動ものです。お疲れ様でした。

投稿: コンプライ堂 | 2019年2月 1日 (金) 08時36分

第三者委員会については郷原信郎弁護士もブログ等では発信されていて、山口先生の報告書と合わせてじっくり拝読します。
デロイトトーマツさんは内閣府消費者委員会「公益通報者保護専門調査会」でも委員を任命され、「企業の不正調査を進めるために【匿名】通報者に【実名】申告を要請すると連絡が来なくなる」と何度も嘆いていました。

【実名通報経験者】である私の消費者委員会への意見は、委員の皆様で情報共有されていると思いますので、通報者を保護し、安心して通報できる施策の充実・周知にて、実名通報が増加するようお願いいたします。
デジタルフォレンジック技術など、活かすも殺すも通報者と第三者調査委員の連携次第だと思います。

投稿: 試行錯誤者 | 2019年2月 5日 (火) 13時06分

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