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2019年6月22日 (土)

中央経済社「ビジネス法務」2019年8月号に小稿を掲載いただきました。

Img_02055-2_400 本日(6月21日)は「今年最初で最後の株主総会支援業務」ということで、某社定時株主総会に伺っておりました。業績連動型報酬への質問や政策保有株式の議決権行使方針への質問など、総会リハーサルでは偉そうに(?)レクチャーさせていただいたのですが、(お土産を廃止しているせいもあってか)無風のままあっけなく終了(*´Д`)。株主の皆様方の対応も含め、最近は企業統治改革が総会に及ぼす影響にも「二極化」が進んでいるように思いますね。来週は話題の株主総会が目白押しですが、私は自分が当事者(社外役員)の株主総会が続きますので、ブログを書く時間もとれそうになく、皆様のTwitterやブログなどを拝見しながら勉強させていただきます。

さて、本日発売の「ビジネス法務」8月号・特集企画「平成から令和へのメッセージ」におきまして、「神戸製鋼等品質不正」なる論稿を掲載していただきました。平成の時代も終わりに近づいたころ、日本のモノづくりのお家芸である「品質」に関して偽装事件が相次いで発生しました(発覚しました、というほうが正確でしょう)。その代表的な事例である神戸製鋼さんの品質偽装事件を総括して、令和の時代のコンプライアンス経営を展望する、といった内容です(1頁にまとめるのに苦労しました)。カナダでの集団訴訟がようやく和解によって終結したかと思いきや、本日は同社社員によるインサイダー取引に関するSESC勧告が報じられており、事件の落とす影の大きさを感じます。

ところで、江頭憲治郎先生の「会社法の制定」に関するメッセージの中で、東京地裁立川支部平成25年9月25日判決(金融・商事判例1518号54頁)が紹介されている点に目がとまりました。この判決は、神田秀樹先生も岩波「会社法入門」の改訂版の中で紹介されています(あのコンパクトな新書の中で、改訂に合わせて紹介されているのです)。この両先生がなぜ中小規模の株式会社の個別紛争に注目して会社法を語っておられるのか・・・そこを考えるだけでも「会社法改正の奥の深さ」を知ることができてワクワクします。

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コメント

山口先生、財務省で極めて重要な任務に就かれるとの報道も出ています。
日本のコンプライアンス健全化のご尽力もお願いしたいのですが、ブログも楽しみにしているので、これまで通り更新よろしくお願いします。

投稿: 試行錯誤者 | 2019年6月22日 (土) 06時31分

いつも有益な情報、ありがとうございます。消費者庁のほうも動きがありましたらブログでお知らせいたします。宇賀先生が最高裁に行っちゃったんで、どうなるんでしょうね?
前半部分はコメントできませんが(笑)、ブログの更新につきましては、どんなに忙しくても週1ペースでは新しいネタを書きたいと思いますので、今後ともどうかごひいきにお願いします。<(_ _)>

投稿: toshi | 2019年6月23日 (日) 00時25分

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