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2021年6月22日 (火)

特別調査委員会の仕事終了・・・ブログ再開いたします。

某社の取締役会が特別調査委員会を設置したのが本年4月21日でしたので、丸2か月間、調査委員会委員長の仕事に没頭しておりました。今回も他の委員、委員補助者の皆様、フォレンジック・チームの皆様にたいへんお世話になり、本日(6月21日)、報告書最終版の提出とともに某社取締役会に出席して調査結果を報告することができました。

私の場合、3月~6月まで、計2社(いずれも東京本社)の調査委員会(委員長)の仕事をほぼ休憩なしでやり通しましたので、「よく体調を崩さずに4か月間仕事ができたなぁ・・」というのが実感でして、周囲に迷惑をかけずに全うできたことにホッとしております。対面によるヒアリングもこなしましたが、時節柄「リモートによるヒアリング」も併用できたので、なんとか体力が続いたのかもしれません。

実は二つの調査委員会には共通点がありまして、いずれも著名な弁護士の方々が作成した調査報告書が存在しているにもかかわらず、(諸々の理由により)その報告書を超える「再調査報告書」を作成しなければならない、といった「とても要求水準の高い仕事」でした。果たして超えられたかどうかは、読まれる方のご判断に委ねるしかありませんが、いろんな方にお尻を叩いてもらったから出来たことでありました。とりあえず次の調査案件の予定は入っておりませんので、少し休みたい(笑)

ということで、ブログのほうも長い間ほとんど書けていなかったので、(私が役員を務めております会社の)定時株主総会が終了したころから、少しずつ更新頻度を高めていくつもりです。また御贔屓によろしくお願いします。

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コメント

世は正に、年代を超えてのワクチン接種の話題一色の様相です。
当初の「高齢者優先」は何処へやら、未成年はおろか、そのうち、ペットにまで接種券が配られる様になるかも(?)

そして、東京五輪・パラの開催、観客数などの扱いを巡るドタバタ議論も尽きる事が無い状況です。
そんな折、とうとう今夜、小池都知事が過労でダウン…週末まで静養に入るとの速報報道に触れました。
人間、死んでしまえば元も子もない事ぐらい解っている筈なのに、責務とは言え辛い状況:お察しします。

山口先生も、ようやく一区切りが着いたとの事、お疲れ様でした。
今後もどうぞ、お身体ご自愛下さいませ。

投稿: にこらうす | 2021年6月22日 (火) 23時50分

山口先生
いつも興味深く拝読しており、今後の更新も心待ちにしております。

最近は、個人的に職域接種について考えさせられることがありました。
例えば、不動産デベロッパーが住人向けに職域接種を提供する方針、
法人向けサービス業界が法人会員向けに職域接種を提供する方針、
これらは事実上はワクチンを自己の商売に使っている状況にも思え、
接種推進との大義名分があるとはいえ、個人的には違和感があります。

より日常業務に関連する例としては、
取引業者が企業の購買/発注担当者個人に対し「希望すれば職域接種に混ぜる」旨を伝える話を聞いています、
建前上は無償の公共資材の分配であり、財産的価値(利益)はないのかもしれませんが、
事実上は、人によっては、金銭には代えられない価値を持つのは、大企業経営者等の「接種横入り」報道でも周知のとおりであり、
これが購買・発注担当者にとって本当に「借り」とならないのか。
とはいえ、命に関わる機会を会社が禁ずるのもどうかなのか等と、考えてしまいます。

投稿: ななし | 2021年7月 2日 (金) 08時59分

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