国税庁職員のイケナイ事件についてひとこと(私は謝罪すべき立場なのでしょうね・・・)
国税庁職員が「居酒屋で5回送別会、国税庁職員14人参加し7人感染…『2人以下90分以内』守らず」(読売新聞ニュース)ということで、財務省のコンプライアンス・アドバイザーである当職から深くお詫び申し上げます。適切な納税の促進といったところでの世間と国税との見解の相違などはときどき起きてしまうのはしかたがないのですが、こういった納税者の信頼を裏切るような行動こそ注意せよ、と常々申し上げているのですが。ホンマ、反省してほしいです。
先日の経産省の集団飲食&感染の件が明るみになったときにも、また接待問題で総務省の件が明るみになったときにも「まさか財務省では起きてないよな」と心配をしておりました。幸い、国家公務員倫理法に違反するような問題はなかったようでホッとしていたところでした。国税庁は20年ぶりに組織理念を新しくしまして(現場の職員の皆様にもわかりやすく、常に参照していただけるようなスタイルにしました)、納税者からの信頼を今まで以上に高めるため、省内一丸となってコンプライアンス意識の涵養に努めているところでありました(ということで、本件の報道には本当にガックリ_| ̄|○ でございます。。。)
なんでこんなことになるんやろな(悲)。コロナ禍における飲食自粛についてはいろいろな意見もあると思うのですが、さすがに自粛を要請している立場だから信頼を失ってしまいますよね。。。ものすごい大所帯だから・・・というのは理由にならないですよね💦新年度となりますので、また新たな気持ちでアドバイザーとしての責任を果たしてまいります。
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コメント
お疲れ様です。
国税庁職員の皆さん、酒類は持ち込みだったのかもしれませんね (^^♪
それはともかく。感染防止や、飲食自粛という「コト」よりも、上司や先輩といった「ヒト」を重視する属人風土で、同調バイアスも強いのでしょう。
個人の懸念を口にできない、霞が関の締め切った空気を感じさせる、切ないお話ではあります。せめて、換気を ((+_+))
投稿: コンプライ堂 | 2021年7月14日 (水) 08時31分
コンプライ堂さん、コメントありがとうございます。いま、朝日のニュースを読むと異動直前の送別会だったそうですね。なるほど。しかし、私の周りでも送別会や歓迎会は時節柄中止になっていますので、やはり言い訳にはならないです。総務課長さんも謝罪していますが、コンプライ堂さんのおっしゃるとおり、根源的なところまで遡った対策をとらないと、総務省のような問題すら起きてしまうかもしれません。
投稿: toshi | 2021年7月14日 (水) 09時33分
山口先生の本エントリーを一読して…「?」と感じ、じ〜っと文字を追っかける様にして再読致しました。
ふと、ある事に気づきました。
大きく分けて3つに文面が構成されていますが、仮に2つ目までで区切ったとすると、(一体何が、国税庁及び経産省職員のイケナイ行為なのか?)と思うかも知れません。→回りくどくなり恐縮ですが、「コロナ禍」が故の、我々の脳裏中に常識的に浸透している、飲食=特に酒類の飲食店での自粛という視点が読み手に存在しての、文面かと。
決して山口先生を責める訳ではありません。現時点でそれだけ、居酒屋等での飲食自粛が当たり前なのに、「一部の霞ヶ関公務員」が規律を破った事例の罪悪性が、問われている背景がある…と。
JAPANの首都東京で「すったもんだ五輪」がカウントダウンとなり、選手関係者向けの感染防止対策「バブル」の崩壊が危惧される日々で、とうとう、「メダルの授与は手渡し無し」「同盟国アメリカの国賓:大統領は欠席/夫人のみ参加」「そして、名誉総裁の天皇においては、「陛下お一人が開会式参加。皇后は不参加」=国家レベルの究極の感染リスクマネジメント対策に至っている…その根源の一つが、飲酒による感染拡大がいつまでたっても収束の兆しが見えて来ない中での五輪開催に「特攻的突入」とまで揶揄され始め、国家公務員に模範的言動が求められているのにもかかわらずの、国税庁等の悪態多発。
近年の五輪は国家「的」行事なれど、国の定例儀式ではなく、いまや「ビジネス」と化しているのは周知の通りで、ビジネス契約の下で行なわれています。そこには何らかの「ビジネス法務」が存在するにもかかわらず、感染防止の主となる酒類/飲食に対する法規の存在の有無と周知が相当逸脱していると申すと言い過ぎでしょうか…。
逆説的に申せば、やはり、法整備が不十分な中での五輪開催は無謀に近いかと。
五輪における最大の財産を「アスリート選手たちの健康維持」とするならば、来日する各国の英雄たちが感染/後遺症:重症否、万一の事があったら、法的に誰が責任をとるのでしょう。
数ヶ月前に、白血病からの回復が報じられた女子競泳選手に多くの国民が喜びましたが、まだ病み上がりの彼女をまた、病の危険に晒すのを心苦しいと感じているのは私だけでしょうか。
(スポンサー各社の企業ロゴが、大きく映像に映っても、今回の五輪に関しては、応援しろとか、好感持てと言われてもむしろ逆効果?)
コロナ禍での飲酒関連法整備すらマトモに出来ていない(?)中での五輪…、今となっては、開会式は行なうとしても、準備含め数週間にわたる競技は諦める事が、人命/健康最優先として必須なのでは?と思う者の一人です・・・。
投稿: にこらうす | 2021年7月15日 (木) 06時01分