文春砲-M防衛政務官のセクハラ疑惑について
(昨日のタカラヅカ事件と同様、これもブログで書くのを迷ったのですが)三宅伸吾防衛政務官のセクハラ疑惑が文春で報じられました。ホントに驚きで息がつまりそうになりました。当ブログを初期からご愛読いただいている皆様はご存知のとおり、私は「日経(当時の法務報道部)記者である三宅さん」のファンだったので、2005年の「乗っ取り屋と用心棒」も2007年の「市場と法」も当ブログに書評を書かせていただきました(いま読み返すとなつかしい)。
当時、書評にも書きましたが、三宅さんは15年以上前から「買収が敵対的というのは表現としてよくない、むしろ競争的買収でしょう」と述べていて、昨今の公正な買収防衛ガイドラインの考え方を先取りしていたような慧眼をお持ちでした。おそらく当時は「乗っ取り屋と用心棒」のほうが売れたものと思いますが、私自身は「市場と法」のほうが好きで、今でも企業に対する事前規制と事後規制の関係などは参考にしております。
私の大阪の事務所にも2度ほど遊びにきてくれて、年齢も近いせいか取材よりも「しょーもない業界ネタ話」をしていたことだけ覚えております。ただ経済や法務の切り口から日本企業の価値を向上させるプロセスについて強い志をもっていたことは間違いなく、その後香川選挙区から参議院議員に当選したときも「三宅さんなら天下国家のために身を粉にして頑張るだろうな」と期待しておりました。活動についてもSNSを駆使して広く公表しておられます。
しかし、文春で書かれているようなことが事実だとすれば、当選直後のことだけにとても残念です。ご本人は完全否定しておられるようですが、文春お得意の第2報、第3報が心配なので、私としてはとりあえず静観しておきます(どうか誤報であってほしい)。それにしても2013年の出来事がなぜ今頃?・・・オソロシイ。
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