企業会計2024年1月号(創刊75周年記念号)に論稿を掲載していただきました。
7日の朝ドラ「ブギウギ」は(たぶん)号泣必至の回ですが、笠置シヅ子さんが歌った数少ない軍歌「大空の弟」は歌詞も録音もまったく残っていないそうで、ようやく2019年に服部良一氏の遺品の中から「それらしき曲譜と歌詞」が発見されたそうです。明日はどのように趣里さん(福来スズ子=笠置シヅ子)が歌うのか注目です。
さて、中央経済社「企業会計」2024年1月号(創刊75周年記念号)の特集「会計の未来を語る-45人からのメッセージ」におきまして、当職執筆にかかる「会計監査人のアイデンティティ(存在意義)」なる論稿を掲載していただきました。
会計監査へのリスペクトをこめて、会計監査人の将来の「あるべき姿」と、それに近づくための提言を記したものでございます。弁護士の執筆者は私ともうひとり竹内朗弁護士ですが、竹内さんも(テーマは違いますが)やはり監査人へのリスペクトをこめてお書きになっています(不正調査の場面で、いつも会計士の方々と同じ目線で仕事をしているからかもしれませんね)。大杉謙一先生は「分配可能額規制」に触れておられ、興味深い。
特集は「会計の未来」とありますが、他の執筆者の方々の論稿を拝読していると、「会計のいま」を理解するのにもってこいの内容で勉強になります。なお、私なぞは「末席を汚させていただく」立場での登場でして、この「45人」の執筆者一覧はこちらの特集号目次をご覧ください。おそらく本日あたりは大きな書店に並んでおりますので、ご興味・ご関心がございましたらご一読いただけますと幸いです。
今年8月2日、国際監査・保証基準審議会(IAASB)から、公開草案「国際サステナビリティ保証基準 5000」が公表されました(パブコメ期限は12月1日だそうです)。監査法人は、いよいよ法定監査がサステナビリティ情報にまで及ぶ時代となり、ビッグビジネス到来かもしれませんが、忘れてはいけないのが会計監査人のアイデンティティです。先日、ある監査法人さんと監査対象企業(上場会社)との間で、繰延税金資産の取り崩しを巡る意見の相違が公表されていましたが、そういった紛争の根本原因はどこにあったのか、ぜひ議論できればと思います。
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