有事対応が話題となった企業不祥事2023一覧
(12月30日10:25 更新)
ようやく本日(30日)で仕事納めとなります。本年は前半が忙しく、後半は(就任を予定していた社外取締役になりそこねたこともあり(^^;))比較的時間に余裕ができましたので、結構熱心にブログを更新しました。個人的には世間で話題のいくつかの事件に(当事者として)関与でき、とても有意義な一年でした。まぁ、東洋建設の社外取締役にあと(議決権過半数に)0.4%届かず落選したのはとても残念でしたが。。。💦東洋建設さんについては最近までいろんな動きがありましたが、さすがに(落選したとはいえ)当事者であるがゆえにコメントは控えさせていただきました。でも、多くの教訓を含んだ一連のTOBでしたね。
今年1年を振り返り、私自身が興味を持ちました企業不祥事ほか企業の有事対応事例を表にまとめてみました(もちろん「代表例」ということであります。図をクリックしていただくと、拡大版でご覧になれます)。日大、タカラヅカ、BM、旧ジャニーズ事務所問題等が今年の4大不祥事かと思いきや、最後になってダイハツ品質不正事件が加わったので、5大不祥事と言えそうです。世間を騒がせる不祥事が多かったことの影響で当ブログが何度も「ココログ人気ブログランキング」で5位以内となり、ご愛読者層も広がりました(本日は10位です。ありがとうございます!)。(追記)30日10:25→図表に示した企業の方より一部修正要請がございましたので図表およびタイトルを修正いたしました。
2024年1月4日9:45→一部事件内容に誤りがございましたので、関係事件の記載を訂正いたしました。
ちなみに5月に発覚したダイハツ品質不正事件ですが、なぜ12月になって火がついてしまったのかと申しますと、①「内部通報」ではなく「内部告発」で社内発覚したことが判明(つまり自浄能力が欠けていた)、②最初の(海外販売中心の)6車種だけでなく、ほぼ(国内販売を含む)全車種において認証不正が判明(予想以上の規模感)、③現場の社員よりも経営陣に責任がある(つまりガバナンス、内部統制、組織風土の問題)と指摘された、④以上の結果、外部第三者による安全性認証が必要となった、ということによるものですね。地域経済に及ぼす影響も無視できません。なお、①から③は第三者委員会報告書によって明らかになりました。報告書には様々な批判もありますが、やはり第三者委員会の存在意義を改めて感じるところです。
上記図表は(今年の当ブログエントリーを参考にして)私が作成したものであり、下書きを含めてChatGPT等の生成AIは一切使用しておりません。よって著作権フリーとさせていただきますので、よろしければご自由にご活用ください。また、漏れている重要案件、記載の誤り等ございましたらご指摘いただけますと幸いです。上図は企業不祥事を切り口とした有事対応を取り上げていますが、M&Aを切り口とした有事対応を取り上げてもおもしろいと思いますよ(ご自身で作成してみると、いろいろと面白いことに気づくはずです)。
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