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2024年3月25日 (月)

(追記あり)小林製薬「紅麹」回収問題と「やぶへびコンプライアンス」

現在関わっている調査業務も、いよいよ今週~再来週あたりがヤマ場でありまして、おそらく4月中旬には普段通りにブログの更新もできるような気がしております(順調にいけば・・・ということですが)。ただ、この半年間、どんなに忙しくても「ブギウギ」だけは連日ズキズキワクワクしながら視聴しておりました😃(おもにNHKプラスです。いよいよ最終週ですわ!泣)。ただ「あまちゃん」「カーネーション」の頃とは違い、周りで「ブギウギ」を語り合える人があまりいないので、少し寂しい思いをしております。

さて、先日小林製薬の総務部長さんの新刊書をご紹介したところでしたが、ホントに会社が心配な状況になりましたね。本日は小林製薬を揶揄するものではなく、お取引先の対応に関する問題です。回収の対象となっている紅麹の成分がずいぶんとたくさんの取引先(海外含む)商品に使用されており、今度は取引先が商品の回収に動いている、とのこと(たとえば時事通信ニュースはこちらです)。小林製薬としては「企業様向けに販売している紅麹原料(販売元:小林製薬バリューサポート株式会社)についても回収対象としており、取引先様にご連絡し個別に対応をしております。」とリリースしておられますが、自社商品である以上、各取引先としても自己の責任において積極的に回収に動くことになるのでしょう。かなり対応が難しいですね。

取引先にとって、いくら他社責任の不祥事とはいえ、自社が巻き込まれた以上は社会的な信用を毀損するような対応だけは避けなければなりません。昨年のビッグモーター事案の損保ジャパン、旧ジャニーズ事務所事案の放送局、スポンサー企業のように、他社事例が発覚しなければ社会的信用毀損に至らなかった、といった「やぶへびコンプライアンス」は常にリスクマネジメントの対象として検討しておく必要があります(ただ「まさか小林製薬さんが・・・」といった信頼はありそうです)。

なお、当ブログでは2007年以来、すでに17年ほど前から「やぶへびコンプライアンス」については警鐘を鳴らしてきました(たとえば2007年のシンドラーエレベータ事件2012年の美貴亭食中毒事件、等のエントリーで私なりの視点で詳細に解説しております)。こういった他社不祥事に巻き込まれた際の危機対応は、ときどきリスクマネジメントに長けた役員がいらっしゃって、属人的な素養で(ビックリするくらい上手に)乗り切れる会社があるのですよね。過去にずいぶんと学習させていただきました。今回も(紅麹原料を取り扱った取引先が52社ほどあるそうですから)すでに報じられている宝酒造、紀文食品等以外の取引先がどのような対応をされるのか、注目しておきたいと思います。

(3月25日13時追記)日経ニュースによると小林製薬の株価が「ストップ安気配」とのこと。実際に健康被害の可能性あり、となると、相当に厳しい状況です。BtoBだけでなくBtoCの売上も大きいだけに「安全」だけでなく「安心」も回復する必要があります。そこをどう乗り切っていかれるか。

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