公益通報者保護法改正法案が国会へ提出されました
すでにニュースで報じられておりますが、本日(3月4日)、閣議決定を経て公益通報者保護法の改正法案が国会に提出されました(消費者庁HPより、概要や条文の新旧対照表がご覧になれます)。
検討会委員の立場で改正作業に携わった者としては感慨深いです。もちろん改正内容について100%満足しているわけではありませんが、施行されれば事業者の内部通報制度や内部告発(外部公益通報)への対応実務に与える影響は多大なものです。消費者庁長官だけでなく、消費者庁の担当職員の皆様の「早期改正」に向けての熱意がなければここまで来れなかった、というのが正直な感想です。
今後、国会で「積み残し」にならないように速やかに審議が行われ、今国会で改正法が成立すること、さらには指針のすみやかな改訂が行われることを願うばかりです。後半国会は重要法案が目白押しですし、与野党の審議が長引くことも予想されますので、廃案にならなければよいのですが。。。
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コメント
山口先生
まずは改正法案の国会提出、おめでとうございます。
これが最終ゴールではないとは思いますが、本改正により善意の通報者が不利益をこうむる事態が大幅に低減されるものと期待いたします。
ここに至るまでは山口先生はじめ検討委員の皆様のたいへんなご苦労と、(おそらくですが)消費者庁の関係職員の方々の不屈の想いがあったことと拝察いたします。
今国会も色々ありますが、本改正法の成立を願ってやみません。
投稿: 艦長 | 2025年3月 5日 (水) 10時25分