エフオーアイの悪夢ふたたび?-オルツ社の粉飾事案
まだ第三者委員会報告書を読めていないオルツ社の会計不正事案ですが、報道されているところからみて、オルツ社の粉飾の悪質さよりも粉飾を見逃してしまった関係当事者やオルツ社の上場によって利益を上げた関係者への妬みや批判が目立ちますね。新規上場(IPO)の世界に冷や水を浴びせるような事件に発展しそうな気配が漂っております。
日経ニュースによるとオルツ社は民事再生申立とのことですが、そういえば本件は2010年に発覚し、その後倒産したエフオーアイ社の粉飾事件を想起させます。エフオーアイ事件では、主幹事証券会社は2020年に最高裁で金商法上の民事責任を認定され、最後は株主側と和解をしました(拙ブログのエントリーはこちら)。日本取引所(自主規制法人)も被告となり民事上の注意義務違反が認められましたが、なんとか一審で勝訴しました。旧経営陣は刑事責任を問われ、社外監査役さんまで損害賠償責任を負いましたね(拙ブログのエントリーはこちら。それにしても当時は230頁にも及ぶ判決書をあっという間に一読していたのですから、私も元気でした(#^.^#))。
あれから15年、悪夢は再び訪れるのでしょうか?監査法人、証券取引所、主幹事証券会社への責任追及はあるのでしょうかね?おそらく最高裁まで争われたエフオーアイ事件の司法判断が参考にされるのでしょうね。そもそもあのエフオーアイ事件の教訓は活かされなかったのでしょうかね?証券取引等監視委員会の調査はやはり内部告発が端緒だったのでしょうか?(←コレ、関係者の責任認定にとっても重要な事実になりえます)世間の話題になったのは著名なユーチューバーの方による拡散によるところですが、たしか個人投資家の方のブログで以前から警鐘は鳴らされていましたよね?ひょっとして騙されたフリをしていた人がいたのでしょうかね?9割もの売上が架空計上されていたということですが、会計監査人は実在性の検証はしたのでしょうかね?謎は深まるばかりです。また、ゆっくり第三者委員会報告書を読んだ後にコメントしたいと思います。


