「失敗しない『人と組織』」著者小池明男氏よりコメントをいただきました。
1月7日のエントリー「中部電力審査不正事案に思う「組織風土改革」のむずかしさ」でご紹介した「失敗しない『人と組織』」の著者でいらっしゃる小池明男氏より、同エントリーに対してコメントをいただきました(コメントの内容は同エントリーの末尾をご覧ください。なおメールアドレスは非開示とさせていただいております)。どうもありがとうございます。
本日も、某社にて、組織改革に携わる管理担当の役員の方から改革のご苦労を聞いておりました。以前はほぼ全員が新卒社員で構成されていた社内も、いまは事業部ごとに他社との統合や分社化、出向や転籍といった連携があたりまえとなって、いわゆる「〇〇社の企業風土」の暗黙知が通用しなくなってきている、したがって現場でのひとりひとりとの対話がなければ組織改革は前に進まない、とのことでした。小池さんのコメントについても参考にさせていただきます。
ちなみに7日のエントリーではぼやかしておりましたが、私が「失敗しない『人と組織』」の書評を書かせていただいたのは「産業経理」という格式のある会計専門誌です(たぶん、もうすぐ発売される号)。お読みいただける機会がありましたら、ぜひそちらも一読いただければ幸いです。
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コメント
山口 利昭 先生
『失敗しない「人と組織」』著者の小池です。本欄でご紹介いただいた山口先生ご執筆の拙著への書評を、『産業経理』誌上で拝読しました。
「自主的に現場社員が動き出すことこそ、組織風土改革にとっては必須の条件である」
「無意識のレベルで社員が共有している暗黙の了解こそ、組織風土改革のターゲット」
など、本質を衝いたご指摘に大いに敬服します。
また、「何度も品質不正事件を繰り返す組織風土を何とか変えなければ、といった社員の切実な思い」とは、まさに私とその仲間が自社改革に挑み続けたモチベーションそのものでした。
それは、自分たちのためではなく、とてつもない被害を与えてしまった被災者や社会の皆さま、ステークホルダー、お客さまのため、社員として何ができるか考え抜いた結果、二度と事故や不祥事を起こさない清新な企業に生まれ変わる「自己改革」を志しました。
事故の根本原因を追求し続けた末、鏡に映った犯人が自分だと知った衝撃の上で、一人ひとりが共有する無意識の考え方(=心)をターゲットにしました。
安全とコンプライアンス。出発した登山口は異なっても、長い取り組みの末、山頂で山口先生と出会い、同じ風景を見るかのような感慨を覚えました。
望むらくは、改革への志をもつ皆さんとも、この展望を広く共有したいとの思いを新たにしました。
このたびは、誠に有難うございました。 小池明男
投稿: 小池明男 | 2026年1月24日 (土) 18時58分
小池さん、コメントありがとうございます。コメントにお書きになっておられるところからもわかりますが、企業風土改革について、その作法を言語化することはとてもむずかしいと感じております。暗黙知のようなものを言語化することが100パーセント困難だとしても、それでも100パーセントに近いところまで徹底できるのは社員だからこそ、と考えています。
これからも引き続き、ご指導よろしくお願いします。
投稿: toshi | 2026年1月26日 (月) 14時46分