夢真HDの請求却下 東京地裁
日経ネット記事によりますと、夢真の株式分割差止め仮処分申請が却下され、日本技術開発の株式分割を認容する鹿子木決定が出された、とのことです。
第1回審尋期日と第2回期日の間に、M&Aで著名な法律事務所の代理人より追加仮処分が申請されたことや、代表訴訟リスクの高いほうから、容易に不服申立放棄の手続きがとられていることなどから、おおよそ今回の決定予想はつきました。しかし、私は裁判所の要請で双方に不服申立放棄の手続きがとられた以上、鹿子木決定はほかの買収防衛策には極力影響を与えないような理由で申請を却下する、と予想していましたが、どうもそうではないようなネット記事になっていますね。。。ペガサスのぬし さんの予想のほうが的中しているような感じですかね。
さて、今後日本技術開発、夢真の動きが第2ラウンドとして始まるわけですが、ともかく今回の決定についても詳しく検討してみたいので、また早期に決定全文を入手したいと思います。(しかしあいかわらず、夢真さんのリリースは強気ですね。)
(追記です)
まだ決定文も入手しないうちに、いきなり日本技術開発さんのHPに第2ラウンドのリリース(新株予約権発行のお知らせ)が掲載されております。土曜日の朝刊はおそらく、このリリースまでフォローできないんじゃないでしょうか。すでに東京地裁の決定を予測したうえで準備されていたのかもしれません。また、ゆっくり検討してみたいと思います。
ちなみに、厚生年金基金連合会の矢野専務理事のコメント(朝日ネット) や、読売ネット記事によりますと、金融庁が分割株式のTOBを容認したことが今回の決定に重要な事情となった、とのことだそうです。(まだ決定文を読んでおりませんので真偽は定かではありませんが)そのあたりの趣旨は7月22日金曜日のエントリー後半部分にも書かせていただきましたので、もしお時間がございましたら、ご参照ください。
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