2005年11月 3日 (木)

元検事(ヤメ検)弁護士さんのブログ

きょうは、破産管財事件の現場調査ということで、午前中はお仕事だったんですが、事務所に帰ってまいりまして、ちょっと他の方のブログなどを読んでおりましたところ、たいへんなつかしいお名前を発見いたしました。

元検弁護士のつぶやき(矢部善朗弁護士)

この11月1日より、「公判前整理手続」制度が施行され、いよいよ裁判員制度まで3年半という実感も湧いてまいりました。矢部先生のブログを拝見するかぎり、今後の検察庁や裁判所が、この制度運用にあたって、どのような点を課題とし、どのように問題を解決していくか、そして刑事弁護人としてはどのように関わっていくべきか、実務家の視点ではなく、一般市民の視点から理解するにはたいへん有益なブログとの印象を受けました。

実は、矢部さんは「私の恩師」でございます。私は阪大ボート部に4年間在籍しておりまして、4年間合宿所に寝泊りをして、就職活動もせず、なんとなく「住友銀行」へ内定し、恥ずかしながら実定法(いわゆる民法、刑法、商法、訴訟法など)はまったく履修せずに卒業する予定でした。(これで法学部卒業とは言えないですよね。。。。Σ(^o^;)) 大学4年生の秋ごろでしたか、私の親友が突然、司法試験の勉強をはじめたものですから、「おまえナニ考えとんねん。なんかあったんか?」とひややかに静観しておりましたところ、「いや、じつは修習生の人が勉強教えちゃぁる、ていうてくれてるからよぉ」(親友は和歌山の人)「山口も銀行なんか就職せんと、いっしょにやろやぁ。なかなかオモロイど、司法試験の勉強は」彼も大学4年間をある団体の活動に捧げていましたので、ほとんど私と同じレベル。ちょっとだけ彼に早稲田司法セミナーのレジメを貸してもらって、憲法の論点解説などをぱらぱらと読んでみたんですが、これがなかなか面白い。それまで「司法試験」などというものは、遠い彼方にあるもので、法曹と放送の区別もつかないまま卒業する予定だったのが、「これやったら、何年か勉強したら、俺でも受かるかも・・・」といった気分になりまして、「仰天する」両親を説得し、ゼミの教授に怒られながらも、いったん内定していた銀行に取消のご挨拶に行き、その後、彼とふたりで修習生の人に勉強を「一から」教わることになりました。その「修習生」というのが矢部さんでありました。

「訴訟法というのは、民訴と刑訴のどっちが受かりやすいですか?どっちも大学で勉強したことがないんです」(当時は、どちらか一方が選択科目でした)

「手形法は、商法のどこに条文があるのですか?」

「・・・・・・・・・・・」

といったあたりから、矢部さんに司法試験の「し」の字から教わりました。忘れもしません、毎週土曜日のお昼から、大阪日本橋(にっぽんばし)の「丸福珈琲店」で、親友を含む3人で司法試験レベルの法律解釈や、基本書の読み方などを懇切丁寧に教わりました。約1年ほど、土曜日には矢部さんの講義を長時間にわたって受けました。出身大学も違いますし、なんのご縁もないにもかかわらず、その親友と同じように法曹の道を示していただけたこと、本当に感謝をしております。もし、司法試験合格に「運」があるとしたら、こういったものが運だと、いまでも思います。(ちなみに、その親友は、私よりも1年早く合格し、現在は京都地検で検事として頑張っております)あれから、もう20余年が経過したんですねえ・・・・・

ブログランキングの上位、ということですから、すでにご承知の方も多いかと思いますが、ぜひ一度、矢部先生のブログをご覧いただきますと、昨今の刑事問題の論点が垣間見えてくるように思います。2,3日前に、読売新聞で「ヤメ検は本当に役に立つか?」みたいな特集記事がありましたが、この問題につきましては、また別にエントリーをしたいと思います。本日は、祝日ということで、ビジネス法務とはすこし離れましたが、私自身のことも含めまして、「ブログ紹介」をさせていただいた次第です。

11月 3, 2005 元検事(ヤメ検)弁護士さんのブログ | | コメント (2) | トラックバック (1)